HOME 会社情報 企業の方へ 当事者の方へ 発達障害とは

定義

診断名は”非”重視

発達障害、自閉症スペクトラム、ADHD、アスペルガー症候群など様々な言葉が使われ混乱することが多いと思います。専門家によっていろいろな定義があると思います。このためKaienでは診断名には一切こだわりを持っていませんが、強いて分類すると次のようになります。

発達障害は医学的には脳機能障害の一種であり、発達障害の人は他の人とコミュニケーションをとったり、普通に社会生活を送ることに困難を感じる場合があります。 発達障害についてまとめると以下のようになります。

  • 先天的な要素が強い
  • 治すことはできないが、症状を緩和させることは出来る
  • 約100人に1人の割合で生じる
  • コミュニケーション能力の弱さと、こだわりや繰り返し動作が特徴
  • 多くの場合、知的障害を伴わない (アスペルガー症候群やPDD-NOS)

診断の際にはDSM-IV (米国精神医学会による精神疾患の分類と診断のマニュアルと基準)によって行われます。具体的には以下の点が考慮される場合が多いようです。

  • WAIS-IIIなど心理テストで、IQを構成する各要素の山と谷が有意にあること
    (通常はどの項目もなだらかな傾向がありますが、自閉症スペクトラムの方はどこかの要素は高く、違う部分は低いというデコボコのテスト結果を示します)
  • 生育歴や現在の状況などから、社会性の乏しさ、コミュニケーション力の弱さ、こだわりなどの要素が見られること

 

段階的で境目がない虹

発達障害に含まれる自閉症スペクトラムのスペクトラムとは虹色のように段階的に存在するという意味です。Kaienに相談に見える方の多くは、大人になってから発達障害と診断された、つまり発達障害の特徴がかすかにしか見えないため、子供の頃、あるいは大人になってからも診断を受けずにきた方がほとんどです。

段階的で境目がない虹

 

うっすらとした特徴

俗に言う「三つ組の障害」ははっきりと出ていないことが多いようです。

三つ組の障害
社会性が乏しい
コミュニケーション力が弱い
こだわり傾向有り

 一方で人によって濃淡がありますが以下のような弱さがあり、現代のスピードや臨機応変さが求められる職場では常に生きにくさを抱えています。

    • 聴覚記憶の弱さ
    • 同時作業が苦手
    • 抽象化が苦手
    • 手先が不器用
    • 二次障害

 

得意・不得意

発達障害の方には、いわゆる「定型発達者」にはあまりない特性があります。Kaienではこうした特性を伸ばし、社会の一員として企業活動に貢献する方を一人でも多く増やしていこうと考えています。

      • 事実を見る力
      • 細部重視、緻密な作業
      • 数値・文字情報への適性
      • ルール遵守・反復力

つまり以下のような作業を行う職場では非常に高い生産性を発揮する可能性があります。 こういった職種を一つでも多く探し、そこに向けてともに歩んでいくことをKaienは目指しています。

得意な分野
PCを使う・内勤である
反復が多い・ルールが決まっている
緻密さが求められる

一方でKaienでは以下のような職種は発達障害の方には向かないケースが多いと考えています。必ずしもすべての方ではありませんが、一般的に不得意な場合が多いとお考えください。

不得意な分野
接客スタッフ
営業部門
企画部門
開発部門(上流過程)
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