ゲームから降りる

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2012/03/16



photo credit: striatic via photopin cc


生活実験本を読んでいると「ゲームから降りる」ことの大切さを実感します。


例えば「サラリーマン」という言葉で想起する生活は、ある種のゲームでしょう。

・いわゆる「就活」をして、新卒で良い会社に入る
・毎日同じ時間に同じ場所に出社する
・自分と同じ条件のプレーヤーが無数にいる
・出世に代表される、金銭的な成功・豊かさが主な評価軸となる
・ローンという名の借金を背負い、返済するために働く
・スクールに通い、資格を取る
・「自立し」、家族を「支える」ために働く

こうしたゲームから抜け出すことで、色々な世界が開けます。


ゲームの降り方として、それぞれ対応したものを挙げれば、

・既存の就活ではない方法で、仕事を見つける
・時間と場所から開放されて仕事をする
・自分と同じような条件の人は非常に少ない
・出世や年収は、成功・豊かさの主な評価軸ではない
・ローンはしない
・スクールを自分で立ち上げ、安価な学びのコミュニティを作る
・家族と「共存」する(例えば、賃貸から親の持ち家での同居に、など)

なんて生き方になるのでしょう。


ある意味、一般的なゲームをプレイするのは、それなりに道ができているので楽なことだったりします。

ただ、問題は今までのゲームを続けるのが困難になりつつあることです。今広くプレイされているゲームは、とても高コスト(金銭的にも、時間的にも)です。

少なくとも、僕ら若い世代は、より低コストなゲームルールを生きていく必要が出てくるでしょう。




過渡期である今、重要なのは、ほとんど暗黙になっているゲームのルールを、一度疑ってみることだと思います。

仕事や生活の中で、冷静に考えると「あれ?なんでこんなことしてるだろう」という行動は、結構あったりします。


僕自身フリーランスになって実感しましたが、ゲームから降りて見える世界は、とても面白いです。最近は「ボランティアに時間を最大限割く」というゲームも楽しんでいます。


働き方という文脈では、R不動産の本も「ゲームから降りた」事例としておすすめです。


資本主義のゲームから降りる実験としては、何度か紹介している下記がおすすめ。


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