維新とみんな:トップ同士の批判応酬「休戦」
毎日新聞 2013年01月29日 20時27分(最終更新 01月29日 20時41分)
日本維新の会とみんなの党のトップ同士による批判合戦が29日、休戦することになった。もともと関係が近い2党だけに、泥仕合が続けば、世論の批判も浴びて双方に不利になるだけと頭を冷やしたようだ。
維新の橋下徹共同代表が28日夜、みんなの渡辺喜美代表と江田憲司幹事長に電話したのがきっかけ。渡辺氏は留守番電話だったが、江田氏とは電話が通じ、「お互いエスカレートしないよう気をつけよう」(橋下氏)、「双方撃ち方やめ」(江田氏)と合意したという。
舌戦は両党の候補者競合で渡辺氏が「猛省を促したい」と維新を批判したのが発端で、橋下氏は29日、渡辺氏の留守電に「僕も組織のトップだから、(渡辺氏に)ああいうふうに公言されたら、ひとこと言わせてもらわないと(いけなかった)」とメッセージを残したと記者団に披露。その上で「引き続き良好な関係を維持できる。もう問題ない」と語った。江田氏も記者会見で「影響はまったくない。さらなる舌戦はない」と語った。【木下訓明、原田啓之】