2013年01月12日

W124 500Eの点検

本日は、朝イチよりW124 500Eの故障診断のお客様がお越しになられました。

まずは・・・CP診断・・・。

既にF/Pリレーのチャタリングは始まっていて・・・。

LHモジュールのセンサーからのデータ処理も遅延している感じ・・・。

排気ガスは結構臭く・・・燃料はかなり濃い状況と見受けられます。

エンジンは健常な500Eのソレと異なる重苦しそうな音を発し・・・。

エンジンの始動性もチト厳しい・・・。

E-GASではエンジンの回転データが明らかに低く読み取られ・・・。

スロットル信号のデータ処理→LHモジュールとのCAN通信のやりとりもおかしく・・・。

よって・・・EZLとのやりとりも変な信号でやりとりを継続している為に明らかに点火コントロールにも支障が・・・。

更に・・・GMモジュールではA/Cコンプレッサーのクラッチのロックアップ不良が出ていて・・・。

完全に今度夏が訪れた際には乗れたもんじゃないのと明らかに・・・


「止まる!」


状況下に陥ってました。


更にABS/ASRモジュールのCAN通信もEFPコントロールとの相互通信が断続的に断裂したり・・・。

コレって・・・「ASR」点灯の症状が不規則に発生する前触れで・・・。

悪化した時にはスロットルコントロールが不良になって「ASR」が点灯しっ放しになって乗れたもんじゃなくなる・・・。そう・・・国産軽自動車よりも遅い車に変貌する・・・。

お約束のブレーキランプSWとアイドルコンタクトSWも不良でアイドルコントロールにも支障が・・・。

当然、オートクルーズも利かなくなってますな・・・。

燃料が濃い上にO2センサーも電圧値が低下していてO2センサーも通常の一割程度の仕事を辛うじてしているかどうかって感じ・・・。


どの内容もスロアクを壊し、触媒を壊す・・・要するに人間で言えば悪性腫瘍が転移する状況・・・。

そうですね・・・大脳の悪性腫瘍のステージVってトコですね。

早く適切な処置をしてあげないとヤバイ状況です。


因みに、故障個所を新品ユニット交換で対処した場合にはディーラーさんで約200万円のコストの修理ですね。

だけど・・・新品ユニットが出ないものもありますからユニットに関しましては修理にて対処する方策が最善策となります。

コレを中古のコンピュータやW140のLHユニット等で対応させようとすると500EのROMセッティングに合わせたハード側のコーディングデータが合致しなかったりして弊害を引き起こすこともあります。

よって・・・中古コンピュータでこの故障を逃れよう何て考えは、どうせ近未来に同じトラブルに見舞われるリスクを背負い込むだけなのでお奨め致しません。

GMモジュールをW140のモジュール・・・ケツ品番「8932」に中古で交換して夏になってA/Cトラブルで大騒ぎしているユーザーに関しては何度も言いますが愚の骨頂ですね。

結局・・・そんな「¥安物買いの銭失い」をして遠回りの挙句に大きな¥コストを負担することになって業者に「¥安く¥安く」などと問合せをするユーザーさんのお話を聞きますが、その程度の資金しか出ないのならば・・・


そんな車は棄ててしまいなさい!


ウチはGMモジュールだって壊れ易い箇所は把握してますし、O/H時にその故障対策も行います。

そして、長期間に亘って故障のリスクを減らし、結果的にユーザーのコスト負担を「得」というものに代えさせます。


中途半端な部分修理は・・・致しません。

小手先の修理は・・・致しません。

故障診断を行っていない故障情報が把握出来ないCP修理は・・・致しません。

出張で設備の無い場所での現地修理は・・・致しません。

技術の¥安売りは・・・致しません。


ウチは「¥高い」と専らの評判みたいですが、ウチの仕事は失敗出来ないというものが常に付きまといます。

そんなリスクを背負って過去10年以上もトライアルを繰り返した結果が現在のノウハウになっているワケです。

それを「あ〜だこ〜だ」と修理代が出せない個人や宗教的団体の業者にゴタク並べられたかねェ〜よ!


ってなワケで・・・とらが出す一定の条件が満たされ、「治る!」と判断したCPやメーター修理に関しましては・・・


私、失敗しないですから!


ただ・・・DIYでいじくったモノには冷酷に死亡宣告する場合も多いですから素人がオーディオや無線マニア程度の中途半端な知識で手を出すなよと言っておきます。

ま・・・気が向かない話は無視しますから宜しくご理解の程宜しくお願い申し上げます。

Posted at 19:38| 修理ネタ | この記事のURL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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