2013年01月21日

これを○○○○○○と、言います・・・。

只今お預かり中のW124 E400君・・・。



モジュール類の修理&適正化も終わって・・・。

でも・・・ちょっと気になったのはLHモジュール内部のROMが・・・。

何処かのコピーだか何だか知らないけれど純正とは明らかに違うモノが・・・。

で・・・CPモジュール×4基をSetしてみて・・・診断機でチェック・・・

GMモジュール→A/C動作を含めて電圧判断もOK!(バッテリーが弱いですけど・・・。)

ABSモジュール→ABSシステム及びCAN通信OK!

T/LLRモジュール→EFPコントロール及びCAN通信OK!

問題はLHモジュールのエラーではなくデータストリーム・・・。

O2センサー→殆どお仕事してません。

エアマス→補正がいい加減ですね。

で・・・冷間時からエンジンも暖まって・・・エンジンルームから・・・

♪カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ・・・

出たよ・・・。やっぱり想像してたパターンやん・・・。



MOTバルブがカチカチと・・・。

「♪コレをチャタリングと言います。」

と・・・鬼の首でもとった様にYou Tubeで画像公開して「改造の○○が原因で・・・」等と博識者の様なコメントをつけて根拠の無い話をさも正解の様に偉そうに語る様な下品な真似はしないですヨ・・・。

で・・・コレは基盤側が年老いて処理が半ボケ状態なっている状況でROMを純正のROMとは違う内容のデータと変更してしまっている為に・・・オペでキレの良いデータ処理と制御になった為に、「半ボケ目線」でセットされたROMがハード側の研ぎ澄まされた思考回路についてゆけず・・・ROMでのデータ処理スケジュールがズレてMOTバルブの断続のタイミングさえも判らなくなってしまってチャタリング状態に陥ってしまうんですわ・・・。

対処としては純正ノーマルROMに戻すかROMの再セッティングとなりますね。

まあ、吸排気系統、点火系統共にほぼノーマルならば純正ROMの方が安全ですね。

カムを弄ったとか、インジェクターを変更したとか、色々な変更要素が絡んでいるのならばROMセッティングを要しますが、システム全体がノーマルでROMだけ変更してもパワー何ぞ上がりませんので悪しからず・・・。

それを・・・「パワーが上がる!」などと言ってどっかのショップさん等のコピーROMをW124 E400や400E、E500,500Eを手に入れたばかりの何も知らないオーナーさんを騙して結構な値段で売りつけている素人が居るとも聞きますが、このROMは個体に合わせたセッティングなど全く行ってないので各種色々な個体でROM交換後の不調修理・・・最悪は触媒が逝った例なども見ておりますのでむやみやたらに乗っちゃいけない口車です。

口車では愛車は速くなりませんから火の車になる前にそんな車に乗らない様にしましょうねっ!

さて・・・この現象・・・MOTバルブのチャタリングは昨年もJ-AUTOさんで何台か続けて発生しましたが、ノーマルROMへの変更で全て解決致しております。

よく出くわしたのは「ア○フィ○」のROM・・・。

現在は結構衰退した業者さんらしいけど、イケイケの頃はかなり激しかった様でその頃販売されたROMが装着された個体が中古車で今頃流通して来て、購入したユーザーさんはコンピューターだけは怖いので転ばぬ先の杖メンテでJ-AUTOさんに御依頼されるか若しくはウチに直接・・・。

で・・・LHをOPEN!すると中にはこの類のROMが入っていることが多く・・・既に何かコントロールの不調みたいなものを抱えていて・・・基盤をO/Hするとキチンとキレの良いデータ処理と制御基盤になって・・・。

この類のROMは対応出来なくなって・・・大抵はMOTバルブのチャタリングという結果になります。

まあ、長い年月でLHモジュールの基盤をO/Hして使うコトなんか考えてなかったでしょうからこういう問題が発生するのも無理も無いかもですね。

まあ、とにかくノーマル若しくはほぼノーマルの車にROM交換・・・意味は殆ど無いですね・・・。

その前に新車時にいかに近づけるかを考える方が賢いかと存じます・・・。


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