ほんでもって・・・補正が殆ど効いてないエアマス交換とO2センサー交換作業を本日行いました。
エアマスがおかしくなって・・・LHやT/LLR又はE-GASが実際とはかけ離れたデータを処理してしまって結果的に燃料が濃くなってO2センサーを壊す例が多発してます。
エアマスが正常でも、LHやT/LLR又はE-GASが老朽化してデータ処理が実際の状況とかけ離れた演算処理で行ってしまい・・・燃料が全体的に濃いめになってしまってO2センサーをやっつけているケースも・・・。
だから・・・エアマスやLH,T/LLR又はE-GASのチェックを怠って・・・燃費が悪くなったり、マフラーの排気口がやたらに生ガス臭くなったからといって単にO2センサーのみを交換しても・・・O2センサーが短命に終わります。
よって・・・O2センサー単体の交換を行う前に・・・LHやT/LLR又はE-GASが新車から一回もO/Hや修復作業を受けていないのならば先にCPモジュールの適正化からですね。
尚、過去にユニットを何らかの故障が原因で中古品と単純交換した何て話は全て一度点検の上で修復を要すことが多いものなので一番危険です。
さて・・・O2センサーを外してみましたら・・・。
左が新品。右が取り外したO2センサー・・・。
取り外したモノは先端が黒焦げ状態でした・・・。多くはガスが異常に濃くなって発生する故障です。
このままで放置すれば・・・まず間違いなく触媒が逝ってしまいます。
触媒を壊す様な状況に陥った場合には・・・大抵・・・エアマス,LH,T/LLR或いはE-GASに起因する問題を抱えているもので・・・ディーラーさんでは合計で約160万円程度のコストは最低限要するのが通例ですね。
放置すれば今度は最悪車両火災・・・。
ファイヤー!

って話にもなりますから早い善処が必要ですよ。
因みに・・・LHやT/LLR或いはE-GASの実装部品の選定ミスや規格違い等は燃料コントロールの部分で奇怪な動作が起こり・・・最悪は燃料が異常に濃くなって車両火災という事故に発展する可能性もあります。
だから・・・CPモジュールのO/Hや修復は絶対に失敗出来ない仕事なので中途半端な部品交換や部品選定も出来ないし、修復作業にはこれでもかという位の慎重さが要求されます。
作業自体も・・・子供のラジオの製作じゃないんだから20年選手の古い基盤に手を加えることで発生し得るリスクを予め想定した上で臨む必要があります。
そこにはノウハウと独自に決めたハイコストな基準があって、修復後の「安全」や「長寿命」というものを信頼と言う形でユーザーさんに提供することが重要だと考えます。
御依頼戴き、修復が可能な状況であるものついては・・・
私・・・失敗しませんから!
それだけ毎回が真剣勝負なのですよ。
それでも目先の「¥価格」だけで全てを決定される様なお客様は弊社の考え方とは温度差があるものと思いますので御依頼戴かなくて結構です。
さて・・・エアマスとO2センサーを交換した結果・・・E400君は・・・。
マフラーから水が出るという非常に宜しい状況になりまして・・・。
つまり・・・理論空燃比で完全燃焼になったってワケです。
コレでやっと・・・「走る」部分での大きな問題は解決されましたのでいよいよメーターのO/HとブレードヒューズBOXへの換装作業に移れます。
続きはまた明日以降・・・。