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元横綱大鵬 納谷さんの通夜
1月30日 19時10分

元横綱大鵬 納谷さんの通夜
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大相撲史上最多の32回の優勝を果たした元横綱・大鵬、納谷幸喜さんの通夜が30日夜、東京都内で営まれ、多くの相撲関係者などが納谷さんの死を悼みました。

元大鵬の納谷さんは、昭和31年の秋場所に初土俵を踏み、21歳3か月の若さで第48代横綱に昇進すると、同時に横綱に昇進した柏戸とともに「柏鵬時代」と呼ばれる大相撲の一時代を築き、史上最多の通算32回の優勝を果たしました。
平成21年には文化功労者にも選ばれるなど、引退後も大相撲界を代表する存在でしたが、今月19日に東京都内の病院で72歳で亡くなりました。
30日は、午後6時から、東京・港区の青山葬儀所で通夜が営まれ、日本相撲協会の北の湖理事長など相撲関係者や生前に親交のあった人たちが大勢、参列しました。
通夜では、プロ野球ソフトバンクの王貞治会長がお別れのことばを述べ、「巨人、大鵬、卵焼きと言われたが、あなたは1人で、いかに偉大だったか。私はあなたを目標にしていました。大鵬さん今までありがとう。ゆっくりお眠りください」と納谷さんの死を悼みました。
祭壇には、納谷さんの現役時代の写真も飾られ、参列した人たちが手を合わせていました。
納谷さんの告別式は、31日午前10時から同じ斎場で営まれます。
通夜でお別れのことばを述べたプロ野球、ソフトバンクの王貞治会長は「大鵬さんはまだまだやり残したこと、心残りがあると思う。心と心でつながっていると思うので引き継いで行きたい。偉大な人が出るとその世界は成長する。大鵬さんが出たことで相撲界は発展した。大鵬さんの存在を次ぐようなすごい人が出てくることを待ち望んでいます」と話していました。
横綱・日馬富士は「本当に偉大な大横綱の最後のお別れに横綱として来ることができてよかった。大鵬親方は努力を積み重ねて偉大な横綱になったと学んだ。尊敬し目標とする偉大な横綱に近づけるように自分もこれからも努力して相撲道に向かって頑張っていきたい」と話していました。

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