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原発事故 東電前会長ら任意聴取1月24日 17時10分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡って業務上過失致死傷などの疑いで告訴されている東京電力の勝俣恒久前会長らについて、検察当局が、任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かりました。
福島第一原発の事故を巡っては、福島県の住民などが、当時の国の責任者や東京電力の会長らに業務上過失致死傷などの疑いがあるとして告訴や告発を行い、検察当局が受理して捜査しています。
関係者によりますと、検察当局は、東京電力の勝俣恒久前会長(72)のほか、清水正孝元社長(68)からも24日までに任意で事情を聴いたということです。
この中では、当時の津波対策がどうなっていたのかや、事故をどの程度予測していたのかなどについて説明を求めたものとみられます。検察当局は、これまでにも担当検事が原発に出向いて詳しい状況を調べるなど、捜査を続けていますが、刑事責任を問うためには、事故が予測できるものだったと断定したうえで、被ばくによる身体への影響などを証明することが必要です。
専門家などからは、個人の刑事責任を問うのは難しいのではないかいう指摘もあり、検察当局は、引き続き慎重に捜査するものとみられます。
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