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ヨウ素剤配布 半径5キロ以内は事前に
1月24日 17時10分

ヨウ素剤配布 半径5キロ以内は事前に
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原発事故で課題となった甲状腺被ばくを防ぐためのヨウ素剤の配布方法について、国の原子力規制委員会は、原発の半径5キロ以内では各家庭に事前に配布するとしましたが、5キロより外については自治体が必要な数を備蓄し、避難をする段階になってから配布する方針を決めました。

ヨウ素剤の配布方法については、おととしの原発事故の際に適切なタイミングで配布や服用の指示が出せなかった反省に立って、原子力規制委員会が専門家会議で事前配布の在り方などについて検討してきました。
その結果、事故が起きた際に、すぐに避難指示が出される原発から半径5キロ以内については、「被ばくの危険性が高く、配るための時間的な余裕がない」などとして、各家庭に事前に配布することにしました。
一方、5キロよりも外については、「ヨウ素剤には副作用があるほか、事前に配布した場合、紛失するリスクがある」などとして、自治体が必要な数を備蓄し、避難する段階になってから住民に配布することを決めました。
ただ、具体的な配布方法や服用の指示を出すタイミングなど規制委員会が指針で定める具体的な手順については、まだ定まっておらず、防災計画の見直しを進める自治体からは、「できるだけ早く手順を示してほしい」という要望が出ています。

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