現地駐在員は「北京のフルサロンは女性従業員が中国人だということ以外はソウルの江南地区と何ら変わりがない。出張や事業のために中国に来た韓国人の中には韓国式のナイトライフを求める人が少なくない」と指摘した。
北京に韓国式風俗の「ルームサロン」が流入したのは、1992年の韓中国交正常化当時だという。20年にわたり中国で事業を行っている韓国人は「中国のルームサロン文化は韓国企業の中国進出と歴史を共にしている。韓国式の接待文化が中国に持ち込まれたといえるのではないか」と話した。
望京地区には売春用のホテルを備えたフルサロンが2-3カ所営業している。ホテルはないが女性従業員との性交渉が可能な風俗店も、5-6カ所あるとされる。売春が可能なマッサージ店も少なくない。
しかし、現在の中国をよく知らずに売買春に及ぼうとして、思わぬ事態に遭遇することもしばしばだ。中国で指導部が交代した昨年11月の共産党大会以降、中国は社会の綱紀確立に力を入れている。北京の韓国大使館関係者は「中国公安が韓国人をターゲットにしているのではなく、今回の取り締まりは現在の中国のムードを反映したものと見るべきだ」と指摘した。昨年5月に摘発されたフルサロンは競合業者による通報がきっかけとされる。現在、望京地区の風俗店は暴力団が介在する形で、朝鮮族と漢族が経営する店が混在しているという。
中国で売買春の容疑で国外退去になると、5年間は中国に入国できない。しかし、旅券に「好色漢」などというスタンプが押されるという俗説は誤りだ。