政府が29日に閣議決定した2013年度予算案で、整備新幹線は九州新幹線長崎ルートの事業費(自治体負担分などを含む)が270億円と12年度当初比17.9%増となった。昨年認可された諫早―長崎間の工事が本格化するため。福岡空港では誘導路増設に向けた関連工事に着手する。九州各地のダム整備事業費も増額されるなど、公共事業予算の手厚さが目立つ。
整備新幹線全体の事業費は2660億円(うち国費は706億円)を計上。長崎ルートの12年度当初予算の事業費は武雄温泉―諫早間の220億円で、諫早―長崎間の建設認可を受け留保分から9億円を追加計上していた。長崎ルートは22年度ごろに開業予定。
新鳥栖―武雄温泉間で在来線を走るため導入予定の、車輪の幅を変えられるフリーゲージトレインの開発関連費は25億5000万円。12年度補正予算分を合わせると60億円となる。14年度の走行耐久試験の実施に向けて準備を進める。
空港関連では、空港の機能強化を目的とした「空港等機能高質化事業」に46億円を計上。福岡空港では離着陸機の混雑緩和のために誘導路を二重化する事業に、12年度当初の2億5000万円を上回る予算を盛り込んだもよう。12年度中に設計を終え、13年度に関連工事に着手する。
九州内のダム整備の事業費は計285億円と12年度当初比1.7倍。本体部分の着工を控える大分川ダム(大分市)は2.7倍の45億2600万円を計上。民主党政権下で見直し対象となり、昨年12月に事業継続が決まった立野ダム(熊本県南阿蘇村、大津町)も5.9倍の28億3200万円とした。
道路整備費は全国で12年度当初比0.3%増えたが、東九州自動車道などの事業の箇所付けは予算成立後の実施計画策定まで先送りした。
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