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「女川さいがいFM」の活動、NHKドラマ化 宮城

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で地域情報などを発信している臨時災害放送局「女川さいがいFM」の活動が、NHKでテレビドラマ化される。撮影は29日から町内で行われる予定で、震災発生から2年を迎える3月に放送される。
 ドラマのタイトルは「ラジオ」。FMでパーソナリティーを務め、「某ちゃん。」と呼ばれる地元の女子高生のブログが原作で、映画「私をスキーに連れてって」などで知られる一色伸幸さんが脚本を手掛けた。
 震災後に引きこもりがちだった「某ちゃん。」がFMに参加し、ブログで心情をつづり始める。次第に元気を取り戻すが、東京都が町のがれき処理を受け入れたことへの反対運動について書いたブログが閲覧者100万人を超え、大騒動になるというストーリーだ。
 モデル出身の若手女優刈谷友衣子さんが主演し、吉田栄作さんや豊原功補さん、西田尚美さんらが出演する。現地ロケでは住民がエキストラとして登場し、出演者がFMの番組にゲスト参加する計画も進んでいる。ドラマ化について、モデルとなった女子高生は「女川の人たちは地面をはうような思いで復興に向かってきた。その思いを幅広く伝えることができたらうれしい」と話している。
 NHK広報部は「被災地でブログとラジオを経験して自分を取り戻していく女子高生と仲間の物語。心の復興を描きたい」としている。放送日は未定。


2013年01月29日火曜日


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