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英首相 アルジェリア訪問へ1月30日 10時23分
イギリスのキャメロン首相は、アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件で犠牲者を出した外国の首脳として初めてアルジェリアを訪れ、セラル首相との首脳会談で、テロ対策の協力の強化などについて話し合うものとみられます。
アルジェリアでは今月16日、イギリスの石油会社などの天然ガスの関連施設で多くの外国人らがイスラム武装勢力の人質になり、アルジェリア軍による救出作戦が行われましたが、日本人10人、イギリス人4人を含む多数の外国人らが犠牲となりました。
イギリスの首相官邸によりますと、キャメロン首相は30日、アルジェリアを訪れ、セラル首相と首脳会談を行うということで、キャメロン首相の訪問は、犠牲者を出した外国の首脳としては事件後、初めてです。
首脳会談で、キャメロン首相は、事件の捜査の最新の状況についてアルジェリア政府に照会するとともに、今後、テロ対策で両国が協力を強化することなどが話し合われるものとみられます。
キャメロン首相は、北アフリカがイスラム過激派の温床になりつつあるとして各国と連携し、テロ対策の強化を図る方針を示しており、いち早くアルジェリアを訪れることで、イスラム過激派を抑え込む姿勢を強調するねらいがあるものとみられます。
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