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【サッカー】

18歳の逸材・植田 オレはワニ レギュラー奪取→代表入りだ

2013年1月30日 紙面から

鹿島の新体制発表記者会見に臨んだ(左から)植田、前野、ダビ、トニーニョ・セレーゾ監督、野沢、中村、豊川=茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで(関陽一郎撮影)

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 鹿島は29日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで2013年新体制発表記者会見を開き、8年ぶりに復帰したトニーニョ・セレーゾ監督(57)のほか、新人のDF植田直通(18)、FW豊川雄太(18)=ともに熊本・大津高出身=ら7人が出席した。2011年U−17ワールドカップ(W杯)メキシコ大会ベスト8メンバーの植田は自身を「ワニ」にたとえ、鹿島でのレギュラー奪取から日本代表入り、いずれは世界一のセンターバックになることを目標に掲げた。

 何とも頼もしいワニ宣言が飛び出した。「自分を動物にたとえると?」と聞かれた植田は「ワニです」と即答し、眼光鋭く「ワニは(獲物を)水に引きずり込む。自分も得意の空中戦、地上戦で(相手を)完全に仕留めたい」と言った。

 186センチの長身で、子供のころにはテコンドーで鍛えた屈強な体が特徴だ。11年U−17W杯の主力で、10前後のJクラブが競った逸材が鹿島を選んだ理由は、家族的な雰囲気であることに加え、強豪であり、その中でレギュラーを勝ち取ることが日本代表への近道と考えたから。

 来年のW杯開催時には19歳となっている植田は「選手層が厚いので、レギュラー取りは難しいと聞いている。(元日本代表DFの)岩政さんから学び、先輩たちを超えていけば代表は近いと思う。五輪やW杯も狙っていきたい」と臆することなく言い、あこがれの元スペイン代表DFでバルセロナ主将のプジョルを引き合いに出し、「世界一のセンターバックを目指したい」と目標を打ち立てた。

 もう1人の新人、植田と同じ大津高出身の豊川は「すばしっこいのでイタチ」と笑わせ、「(練習に参加したとき)本山さん、野沢さんからプレーはもちろん、人間的な部分でも刺激を受けた。弟子入りして、学びたい」と話した。お互いをよく知る2人の今季の目標はもちろん「優勝」。昨季はリーグ戦11位に沈み、4年ぶりのJ1制覇を狙う名門に、血気盛んな若手が加わった。 (関陽一郎)

 

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