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【大リーグ】

ジーター開幕OK!! 故障後初のグラウンド練習

2013年1月30日 紙面から

 昨年10月に左足首を骨折したヤンキースの主将デレク・ジーター遊撃手(38)が28日(日本時間29日)、米フロリダ州タンパの球団マイナー施設で、故障後初めてグラウンドを使って練習を行った。AP通信などが伝えた。約1時間半にわたって汗を流し、順調な回復ぶりをアピール。4月1日(同2日)のレッドソックスとの今季開幕戦にも間に合う見通しだ。自身はメジャー通算3304安打。メジャー史上6人目の通算3500安打達成がはっきりと視野に入った。

 ついにキャプテンが本格始動した。フロリダらしい青空の下、ジーターはヤンキースのロゴが入ったTシャツと短パン姿で登場。球団関係者が見守る中、55球のノックを受けた。その後は打撃ケージに入ってフリー打撃も披露。復活を期すべく軽快な動きを見せた。

 「全てがうまくいった」。強い日差しを受けた表情がきらりと輝いた。グラウンドでの練習は昨年10月に左足首を骨折して以降初めて。装具が外れたのも昨年のクリスマス後だった。4月1日のレッドソックスとの開幕戦に間に合うかどうかに注目が集まるが、「なぜダメなんだい? ずっと(大丈夫だと)言ってきただろう。俺は今、元気だ」と言い切った。

 これで大きな区切りも見えてきた。メジャー最多の通算4256安打を誇るピート・ローズ(元レッズなど)ら過去に5人しかいない3500安打だ。ジーターは歴代10位の通算3304安打で残りは196。昨季は216安打で13年ぶりのリーグ最多安打をマークしただけに、開幕戦の舞台に立つことができれば、十分に達成可能なターゲットとなる。

 チームにとっても主将の存在は大きい。今月に左臀部(でんぶ)を手術した通算647本塁打のアレックス・ロドリゲス三塁手(37)の復帰は早くても後半戦で、シーズンを丸々棒に振る恐れもある。それだけにジーターの双肩には重い責任がのしかかる。

 チームとして目指すのは、もちろん4年ぶり28度目のワールドシリーズ優勝しかない。同世代のイチロー外野手(39)、黒田博樹投手(38)が再契約でチームに残留したが、精神的支柱という意味ではスター軍団をけん引してきたジーターの足元にも及ばない。

 ヤンキースの野手組キャンプインは2月18日(日本時間19日)。焦らず急がず体をつくりこんでいく。

 

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