習総書記:中国は核心的利益を犠牲にしない-新華社
1月29日(ブルームバーグ):中国共産党の習近平総書記は、中国は自国の権利を放棄したり核心的利益を犠牲にしたりすることなく、平和的な歩みを続けると表明した。国営の新華社通信が報じた。
同報道によると習総書記は、平和的発展を追求し、共同開発を促進するほか、多国間の貿易システムを維持し、グローバルな経済ガバナンスに参加すると言明。また中国が他国の利益を犠牲にして発展を追求することはないとも付け加えた。
29日の新華社報道によれば、習総書記は28日の政治局常務委員会のセミナーで、「中国が自国の核心的利益に関わる取引に関わったり、自国の主権や安全保障、開発利益を害するような『苦い果実』を飲み込むなどと、どの国も考えるべきではない」と語った。
習総書記は世界の繁栄と安定が中国に好機をもたらし、そして中国の発展は世界に好機をもたらすと語った。
総書記は「世界の発展は高波のようなものだ。波に乗れば繁栄するし、逆らって進めば確実に自滅する」と指摘。
さらに、武力による侵略や拡大は常に失敗に終わることを歴史は示しているとし、「中国国民が恐れるのは混乱だ。彼らが望むのは安定であり、世界の平和だ」と続けた。
原題:Xi Says China Won’t Trade Its Core Interests, XinhuaReports(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Shanghai Michael Wei mwei13@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Peter Hirschberg phirschberg@bloomberg.net
更新日時: 2013/01/30 02:34 JSTニュース一覧
注目のセクション