政治議員宿舎、ただいま「満室」 前元職優先 ホテル住まいの新人も2013.1.30 00:51

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議員宿舎、ただいま「満室」 前元職優先 ホテル住まいの新人も

2013.1.30 00:51

 昨年末の衆院選で初当選した議員を中心に、希望する議員宿舎に入居できないケースが多発している。

 衆院事務局によると、衆院議員の宿舎は都内2カ所で計340戸。議席数に応じて各会派に割り当て、東京23区内に自宅を持たない議員を対象に配分する。

 295人が所属する自民党に割り当てられたのは205戸。同党は前職、「復活組」、新人の順に部屋を割り当てたところ、入居できない議員が「10人は出ている」(党関係者)という。同様の事態は日本維新の会や公明党でも起き、入居できなかった議員は「衆院が仲介する民間賃貸にはまともな物件が少ない」(公明党関係者)ため、自前で民間の物件を探すかホテル住まいをしている。

 自民党議員の宿舎不足は、都内に自宅を持つ大物議員が相次ぎ引退したことが大きい。現在の赤坂宿舎(300戸)が完成した平成19年ごろ、民主党から「無駄」との批判が上がり、その後の宿舎建設が事実上中止となったことも影響している。もっとも、21年の衆院選後には民主党で宿舎不足が問題化、取り壊す予定だった青山宿舎(40戸)が存続となり、同宿舎は今も健在だ。

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