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校長「いじめ一因」と発言 大津中2自殺から6日後に

京都新聞 1月29日(火)14時59分配信

 大津市で2011年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、いじめとの関連が指摘されている問題で、自殺の6日後の校内会議で校長が、いじめが自殺の一因であることを認め、「われわれに非があることを認めざるを得ない」と発言していたことが29日、学校側の資料などで分かった。事実解明を進める第三者調査委員会も同様の内容を把握しており、市へ31日に提出する報告書で、いじめと自殺の因果関係を判断する材料の一つになるとみられる。
 校内会議は11年10月17日に開かれた。校長の発言内容を記したメモには「危機的状況。(男子生徒に対して)一方的、不本意な暴力があった。いじめと言われても仕方ない。学校が責められる場面だ」と記されている。
 さらに、メモには「(いじめが)主たる原因とはいえない。しかし、一因であったことは否定できない。われわれに非があることを認めざるを得ない」とも記録。校長がいじめを認めた上で、自殺と何らかの関連があると認識していたことがうかがえる。
 メモは滋賀県警が学校の家宅捜索で押収した中に含まれていた。押収した資料には、男子生徒の自殺直後、当時の2年生が教師に伝えた情報として「(男子生徒が)『死ぬ』って電話してきた」などの内容も含まれていたという。
 市教委は校長の発言を遺族側には伝えておらず、「しっかりと説明すべきだった。大変、申し訳ない」と話している。

最終更新:1月29日(火)14時59分

京都新聞

 

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