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ストリートファイターEX plus α
プレイステーション用対戦格闘ゲーム
『ストリートファイターEX』の新要素満載のコンシューマ版
今思い出しても色んな意味(予算とかスタジオミュージシャンとか)で冷や汗まみれのアレンジ製作作業
でもその分に見合った優秀なサントラだと自負してます
これ以降アリカサウンドチームではしばらくの間フュージョン路線寄りのバンド系曲が増えます
おかげでココで初めてアレンジャーとしての本格的なスタジオワークの勉強をさせて頂けたと今では感謝しております
担当した”サクラ”の曲が非常に自分らしいと思う、ある意味
書き下ろしを含む全曲に渡って伊豆は川奈のスタジオで合宿レコーディング
川奈はナムコ時代にも何度かレコーディングで利用させていただいた夢のリゾートスタジオ
佐野はその当時川奈レコに参加できなかったコトをいまだに根に持っている(留守番だった)
もう無くなっちゃったって聞きました(笑
1997年発表
作編曲
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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ストリートファイターEX
業務用ビデオゲーム
ARIKA初の業務用ビデオゲーム作品
細江、佐宗、相原のトリオによるイカレ系ならぬゲームミュージック原点への回帰
モチベーションだけは異常に高かった記憶があります
ストリートファイター2は大好きなゲームだったけどナムコにいた頃は声を大にして言えないし(笑
元の作品に敬意を示しつつ自分なりに定番キャラのイメージを再構築
リュウの曲はかなりの自信作だったけど、なんかスカロマニアの曲に高評価があったのはちょっと意外
CP2のサウンドチップと大格闘でした
サウンド開発ツールは既存のカプコン配給のものは使用しませんでした
アリカの神プログラマ氏によってオリジナルのナムコ開発ツールのような縦書きスクリプト式のモノを用意していただきました
これが無かったらこんなにスムーズに曲は書けていなかったはずなので大感謝です、頭が上がりません
オリジナルに加え新キャラ声優陣も新たにブッキング
1996年発表
作編曲
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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ソウルエッジ
プレイステーション用対戦格闘ゲーム
業務用同名作品のプレイステーション移植版
業務用から更に仕様が上げられたメジャーアップグレード
アレンジモードの編曲を全部やりました
実は編曲作業はアリカに移ってからやっていた作品なんですよね
良いことも悪いことも色々なことがありすぎて結構混乱してました
でもOPムービーの曲はカッコいいので大好きです(自分の曲ではないですが)
現場を離れた立場だったので仕方ないのですが声優陣が一部差し変わってしまった件が一つだけ心残りです
実は海外フルオケ生録で収録する予定で進んでいたんですが諸般の事情で目前にして頓挫
なので相変わらずサンプラーを駆使した打ち込みオーケストラです(笑
1996年発表
作編曲
namco
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ストリートファイターEXplus
業務用ビデオゲーム
『ストリートファイターEX』のマイナーバージョン
このバージョンが後発のプレイステーション版+alphaとなります
とにかくこの頃はものすごく忙しくて振り返る暇も無いほど充実してました
1997年発表
作編曲
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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ブシドーブレード
プレイステーション用対戦格闘ゲーム
イカレトリオが天下のSQUAREブランドへ初参戦
個人的にはスゴイ大好きなゲーム、他人がどう言おうとも!(笑
音楽のメインは細江さん
音声&効果音を主に担当
体験版用ムービー曲と本編100人斬りモードのBGMを書かせてもらう、が…
ココに到って作曲家人生初の大スランプ時期に突入
私生活の激変とか新しいテクノロジーの氾濫とか公私色々なことを含めての混乱時期に入っちゃったんだろうなぁ
この後一年くらいの間は精神的に非常に不安定な時期に入りました
ゴメン、打たれ弱くって(汗
1997年発表
作編曲
ブシドーブレード
SQUARE ENIX
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ストリートファイターEX2
業務用ビデオゲーム
もはや発売が宿命付けられている『ストリートファイターEX』の続編
作業環境は前作のものを大活用
スランプ時期だったけど前作で方向性を完全に確立できていたのでそんなに苦労はしていなかったと思います
続編ゆえに見落としがちな部分なんですがゲームとしては非常に優れた完成形となっています
間違いなく前作を上回る納得の続編(もう新作?)になってると思います
1998年発表
作編曲
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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バトルガレッガ
セガサターン用シューティングゲーム
業務用同名作品のコンシューマ移植版
オリジナル楽曲はさんたるる並木氏の手によるもの
豪華なアレンジャー陣(崎元仁氏筆頭にアルコール繋がりな友人関係がわらわらと)
二曲ほど編曲させていただきました
新テクノロジーと大格闘していたスランプ時期
サンプリングの使い方が今聞くとかなり恥ずかしいかも
ちなみにゲーム本編プレイしても超ヘタクソです
1998年発表
編曲
バトルガレッガ
開発: Eighting
販売: エレクトロニック・アーツ・スクウェア
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ファイティングレイヤー
業務用ビデオゲーム
久々のオリジナルタイトル
そして久々にいじるナムコ製サウンドドライバー
佐宗氏とペアでお仕事をさせていただく
ある意味『ソウルエッジ』よりスゴイ音を出さないといけないワケですごいプレッシャーと戦った記憶があります
まぁ目指したのがバリバリのフュージョンなので比べようも無いですが
でも自分的にはかなりの良作
適当に書いたテツオの曲があそこまで支持されるとは予想外、まさに青天の霹靂
書いてる最中は河村隆一が頭の中でメロディー歌ってました<ビジュアル系メロを狙って作っていた
実はブレア(ストリートファイターEXシリーズに参戦していたキャラ)の曲に一番気合が入ってました(笑
EXシリーズでは正式な曲が付けてもらえてなかったキャラですしね
1998年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発: ARIKA
販売: namco
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パカパカパッション
業務用ビデオゲーム
音ゲー時代にキラ星のように現れその後カルト的人気を博す
そしてまたまたいじるナムコ製サウンドドライバー
一曲ほど持ち曲から提供させていただきました
やった仕事の90%はそのシステム構築
ナムコ製Quattroドライバの限界まで挑戦した野心的サウンドプログラム構築
かなり難解にしてしまったせいで必然的に続編は他人にいじれない仕様になっちゃっいました、猛省…
難易度は高いゲームでしたけど核になる楽曲は良作揃いだったと思います
打ち合わせが実家(国立)のソバ(立川)だったのでそれだけで打ち合わせに行くのが楽しかったのを覚えています
社長室に飾られていたポピーの懐かしい超合金達がとても印象的でした
1999年6月にプレイステーション版が発売されました
1998年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発:Produce!
販売: namco
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パカパカパッション2
業務用ビデオゲーム
『パカパカパッション』の楽曲を倍に増やして既存曲もリミックス
二曲ほど持ち曲から提供させていただきました
その中でもPRIVATE SERVICEが高評価を得たみたいで嬉しいです
例の如くやった仕事の90%はそのシステム構築
設置台数もかなり増えた模様
しかし残念な事にその後Produce!社は解散の道を歩むことになった様子です
2000年4月にプレイステーション版が発売されました
1999年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発:Produce!
販売: namco
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パカパカパッションSP
業務用ビデオゲーム
『パカパカパッション2』の続編
直接は関与しなかったのですが自分の楽曲もリミックスされて収録されていますのでご紹介だけしておきます
その後、2002年4月にサイバーフロントから家庭用に移植され発売された様子です
2000年発表
開発:Produce!
販売: namco
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ストリートファイターEX2 plus
業務用ビデオゲーム
『ストリートファイターEX2』のマイナーバージョン
そろそろアリカサウンドチーム解散の話しも持ち上がってきてスランプなんて嘆いている場合じゃ無くなっていました
忙しくなるとスランプもいつの間にか忘れている状況になってましたね
平行してEX2の家庭用とEX3、他社製品の開発と4ラインくらい平気で平行して動いていた記憶があります
そしてアリカサウンドチームにはYack渡辺氏が新規参戦
自分でも納得できる楽曲がかなり揃えられました
1999年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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ストリートファイターEX2 plus α
プレイステーション用ビデオゲーム
『ストリートファイターEX2plus』のコンシューマーバージョン
リリース時期がPS2発売目前だったこともあって話題の波に埋もれたことが非常に残念
前作ファンの人たちには是非楽しんでもらいたかった作品でした
全然関係ないのですがアリカって会社はこの当時恵比寿にあったんですが
恵比寿のご飯ってのは本当に美味しいお店ばっかりなんですよね
しかも会社に泊まりこんでほとんど家には帰っていななったので
三食しっかり高カロリーに摂って夜になると近所の銭湯に
銭湯に行くのはナムコ時代からの一番のリラクゼーションだったので
今更ってワケでもないんですが
佐宗さんが女湯から出てくるのをみんなで表で待ってるワケです
出てくるなり佐宗さんの『女湯にいた若いお姉ちゃんのチチ』報告は
乾ききった自分たちには一服の清涼剤でした!
全然作品の解説じゃないじゃん(笑
1999年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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DRIVING EMOTION TYPE-S
PS2用レースゲーム
レースゲームと言うよりかはドライビングシミュレーター?
細江さん陣頭指揮の下二曲ほど提供させていただいた
サウンドはバンド感を前面に押し出したバリバリのフュージョン仕様
アリカサウンドとしての集大成的なサウンドメイキングが特徴
自分の担当曲はGt/Bs/Drのレコーディング時にはほとんど何も入っていなかったガイドでしたが
完成した時には驚くほどの脳内イメージを再現できていたので非常に満足してます
最後の最後に本当にいいお仕事が出来たと感謝してます
2000年発表
作編曲
DRIVING EMOTION TYPE-S
SQUARE ENIX
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ストリートファイターEX3
PS2用対戦格闘ゲーム
『ストリートファイターEX2』シリーズの集大成
PS2の立ち上げソフトの一つだったけど困ったことに『鉄拳3』がライバル
昔の友は今の敵! 『鉄拳3』のサウンド担当が佐野だったのには逃れられない運命を感じざるをえない(笑
レコーディングではそれまでのシリーズ路線をきちんとまもりつつ格闘ゲームBGMへの新たな取り組み方を模索
ゲームシステムのインタラクティブ化に合わせてイケイケ路線の曲以外にもしっとりと聞かせるタイプの曲も多く投入した
これでアリカ在籍時代の作品は打ち止めです!
2000年発表
作編曲・サウンドプログラム
開発: ARIKA
販売: CAPCOM
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