「ジ軍は細かい、上手い、本当に強い」…賢介に聞く

　日本ハムからＦＡ宣言し、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ田中賢介内野手（３１）が２８日、札幌市内の球団事務所で移籍報告会見を行った。通訳ではなく家庭教師を付ける契約を手に、“自力”で世界一の舞台へはい上がることを誓った。

　◆賢介に聞く

　―契約できた感想は。
  「本当にずっと目指してきたところだったので非常にうれしかった」

　―ジ軍の印象は。
  「本当に強いチームというのが第一印象。ポストシーズンを見る限りでは細かい野球をするなあ、そして野球が上手だなという印象です」

　―昨年８月に骨折した左腕の具合は。
  「すごく順調に来ててもう痛みもないですし、１２０％完治しましたね」

　―メジャーでは母の日にピンクリボンをつけてプレーする。
  「それは１２０％やります。やりたいですし、日本でもピンクリボン（乳がんの早期発見、診断、治療の大切さを訴える）の活動をやっていたので、またアメリカでそういうことができるのはうれしいですね」

　―試合数の多いメジャーへの対策は。
  「１年間過酷な状況でも耐えられる（体力の）貯金をテーマに、オフもやってました。トータル的に体も少し大きくなりましたし、体重も増えましたのでいい形でトレーニングができています」