NHK北海道のニュース 札幌放送局
製鉄所が自家発の電力を売却
室蘭市の製鉄所が、去年新設した自家発電施設を冬の電力不足に合わせて予定を早めてフル稼働させ、北海道電力に電力を売却しています。
この自家発電施設は、新日鉄住金室蘭製鉄所が老朽化した施設にかわって新たに建設したもので、先月、完成しました。
当初は来月中旬まで出力を抑えて試運転を行う予定でしたが、冬の電力不足に対応するため、予定を1か月半前倒しして今月7日からフル稼働で発電し、およそ8万キロワットを北海道電力に売却しています。
室蘭製鉄所では、すでに別の発電施設で北電に電力を売却していて、売却している電量は、あわせて一般家庭の6万世帯分にあたる18万キロワットになります。
新日鉄住金室蘭製鉄所の小野聡エネルギー工場長は「安定した稼働を維持して、少しでも道内の人たちの生活に協力したい」と話していました。
01月29日 12時04分