病院の競売めぐり入札妨害の疑い 政治団体理事長の男ら逮捕
競売を申し立てられた病院に賃貸借契約があると偽り、入札を妨害しようとした疑いで、政治団体の理事長の男らが、警視庁に逮捕された。
競売入札妨害の疑いで逮捕されたのは、政治団体の理事長・高椋喜将(たかむく・きしょう)容疑者(48)と田中 亮容疑者(31)の2人。
高椋容疑者らは、2009年12月ごろ、茨城・龍ケ崎市内にある土地と建物が競売にかけられた病院に対し、「賃貸借契約がある」とうそをつき、契約書を偽造するなどして、入札を妨害しようとした疑いが持たれている。
警視庁によると、高椋容疑者は、実質的に病院の経営に関わっていたということだが、高椋容疑者の政治団体は、指定暴力団・住吉会の関連団体とみられることから、警視庁は、くわしい経緯を調べている。