資産家夫婦失踪 埼玉・久喜市で2遺体発見、男性遺体を夫と確認
スイス在住の資産家の夫婦が、一時帰国後の2012年12月に失踪した事件で、警視庁は28日、埼玉・久喜市内で、行方不明だった夫と、妻とみられる女性の2人の遺体を発見した。
久喜市内の現場は、周りは田畑に囲まれており、集落があるあたり。
周辺には、新幹線が通っていて、利根川も近くに流れている。
警視庁は、午前11時半現在も、2人の遺体が見つかった現場の検証を行っている。
遺体で見つかった男女2人は、男性が、スイス在住で金融関係の会社役員・霜見 誠さん(51)で、女性の遺体は妻・美重さん(48)とみられ、警視庁が身元の確認を進めている。
警視庁は28日、夫婦の関係者への捜査などから、夫婦と関係ある人物が所有する、埼玉・久喜市の更地を捜索し、男女2人の遺体を発見した。
2人の首には絞められた痕があり、深さおよそ2メートルの穴に埋められていたという。
夫婦は2012年12月、周囲に「栃木・日光市で、男性歌手も来る、ペットと泊まれるホテルのオープンパーティーに招待された」と話していた。
しかし、夫婦は12月7日に、東京・中央区銀座のマンションを出る姿が防犯カメラで確認されて以降、失踪していて、実際には、パーティーは開かれていなかったことから、警視庁は、夫婦が偽のパーティーを口実に連れ去られたとみて、捜査を進めていた。
警視庁は、偽のパーティーの主催者などを把握していて、今後、夫婦と関係があった人物から、くわしく事情を聴くとともに、殺人死体遺棄事件として、関与した人物の特定を進める方針。