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2013年1月28日(月) 19:55 |
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千足古墳の「石障」が一般公開
激しい損傷が見つかり、保存のために岡山市北区の千足古墳から保存のために運びだされた石室を区切る石「石障」が、28日から一般公開されました。 一方で、石障の復元も進められています。
千足古墳から運び出された石障です。 岡山市埋蔵文化財センターで一般公開が始まりました。 岡山市北区にある造山古墳群の千足古墳の石障は、2009年、表面の模様に激しい損傷が見つかり、保存のため石室から運び出されました。 その後、石障の状態が安定したため、28日から2月9日までの期間限定で一般公開が始まりました。 石に模様を彫刻して損傷のない当時のままの石障をつくろうとしている、彫刻家の西平孝史さんです。 西平さんが復元を進める千足古墳の石障には、「直弧文」と呼ばれる模様が施されています。 「直弧文」は、九州に多く存在する模様で、古代吉備と九州との繋がりを証明する貴重な資料です。 西平さんは、千足古墳に使われていた石と似たものを九州から取り寄せ、より実物に近い石障の復元を目指しています。 今から1500年以上前の文化財がどのような形で復元されるのか。 西平さんの石障は3月31日に造山古墳群の駐車場に設置される予定です。
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