福島第1原発:今も事故の生々しい傷痕 揚水井など公開

毎日新聞 2013年01月28日 23時14分(最終更新 01月28日 23時50分)

福島第1原発敷地内に残されたままの車両の残骸=2013年1月28日、代表撮影
福島第1原発敷地内に残されたままの車両の残骸=2013年1月28日、代表撮影

 東京電力は28日、事故から約1年10カ月となる福島第1原発を報道陣に公開した。敷地内は整備が進んだが、一部に倒れたままの送電線や横倒しの車が放置されており、今も事故の生々しい傷痕を残している。

 公開は、緊急時対策室がある免震重要棟以外は、バス車内から行われた。対象は、原子炉の冷却水循環システムへの地下水流入対策として原子炉建屋の山側で掘削が進む揚水井や、汚染水内の放射性物質を除去する多核種除去設備の建築場所など。

 4号機の使用済み燃料プールからは年内にも燃料が取り出され、敷地内の共用プールに移される予定だ。現在、共用プールに保管中の使用済み燃料の一部は、「乾式キャスク」という空冷式の容器で保管する。キャスクを仮保管する施設やつり上げるクレーンも建設が進められている。

 車内で計測された空間線量は、最大が3号機のタービン建屋海側で毎時1.3ミリシーベルト、記者が携帯した線量計は約3時間の滞在で38マイクロシーベルトだった。【照山哲史】

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