町田の女児殺害:「孫残すのかわいそう」 息子との折り合い原因か /東京
毎日新聞 2013年01月18日 地方版
町田市立小学校3年の女児(9)が自宅で絞殺された事件で、逮捕された祖父の太田嘉行容疑者(66)=同市木曽東3=が町田署の調べに対し「(自分の息子と)一緒に暮らすのは嫌だが1人では生きていけず、死ぬしかないと思った。孫を父親のもとに残しておくのはかわいそうだと思った」などと供述していることが分かった。孫を殺害後に自殺を図ったが、死に切れなかったという。
町田署は17日、殺人容疑で太田容疑者を送検し、息子との折り合いの悪さなどから将来を悲観して孫の殺害に及んだとみて、さらに追及する。
同署によると、太田容疑者は新聞販売店従業員の息子と女児との3人暮らし。印刷関係の仕事を営んでいたが、受注の先細りなどで昨年12月にやめて無職となった。事件当時の所持金も数千円で、生活に困窮していたとみられる。また、家族は今月末に転居する予定だったが、口論が絶えなかったという。【小林利光】
〔都内版〕