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成田空港 輸出額首位明け渡す1月26日 12時42分
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去年1年間に成田空港で扱った貨物の輸出額は、景気の低迷で前の年より15パーセント減少して、自動車関連製品の輸出が好調だった名古屋港を下回り、16年ぶりに全国1位とはなりませんでした。
東京税関のまとめによりますと、去年1年間に成田空港で扱った貨物の輸出額は、7兆8413億円で、前の年より15パーセント減少しました。
輸出先で見ますと、EU=ヨーロッパ連合向けが23.3%、中国向けが8.4%、アメリカ向けが7.4%、それぞれ減少しました。
東京税関は、ヨーロッパの信用不安や中国経済の減速を背景にした景気の低迷で、成田空港の主な輸出品目のIC=集積回路やデジタルカメラなどの科学光学機器の輸出が落ち込んだと分析しています。
一方、アメリカで販売を伸ばしたトヨタ自動車の本拠地に近い名古屋港では、自動車関連製品の輸出が好調だったため、輸出額は6.7パーセント増加し、9兆6731億円となり、成田を上回りました。
成田空港は全国の港と空港の中で輸出額の1位を続けていましたが、16年ぶりに1位とはなりませんでした。
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