23日に成立した日本ハムの糸井嘉男外野手(31)八木智哉投手(29)と、オリックスの木佐貫洋投手(32)、大引啓次内野手(28)、赤田将吾外野手(32)の2対3の大型トレード。オリックスのフロントは満足顔だが、チーム内からは大引放出に落胆の声が上がっている。
糸井獲得にオリックスの村山球団本部長は「何年かぶりの大型トレードになった。糸井選手は日本屈指の野手。打てて走れて守れるという三拍子揃った身体能力の高い選手。ぜひ活躍してほしい」と期待した。球団フロントは「向こう(日本ハム)から言ってきた。こっちからくださいと言って、くれる選手じゃない。前から日本ハムさんから大引(が欲しいと)の話もきていたし、レギュラーの大引でないと糸井が獲れないということになった」と経緯を明かした。
戦力的には大きな上積み。これは間違いない。だが、オリックスでは意外にも今回のトレードに不満の声の方が噴出している。糸井はメジャー挑戦に強い意欲を見せており、日本ハムとの契約交渉で将来のポスティング移籍を熱望。今年7月に32歳になるだけに早い時期での挑戦を望んでいるとみられる。これにチーム関係者は「1年で米国に行かれてしまったら何のために大引を出したのか分からない。オフにそういう話になって、もめたりする心配がある」と厳しい表情で話す。それこそ、日本ハムからとんだ火種を引き継いでしまったといわんばかりだ。
大引放出のショックも大きい。球団から幹部候補、指導者候補として将来を嘱望されるほどの人材だったからだ。「大引ほどの人格者はいない。周囲に気遣い、配慮ができる。裏方さんにも絶妙なタイミングで感謝の声をかけられるし、人間ができている。どこの世界でも成功できますよ。監督にもなれるし、球団社長にだってなれる。この損失は大きい。打率は2割5分かもしれないが、お金に替えられない」とチーム関係者はこぼす。別の関係者は「今回のトレードは周りから見たらうちにプラスと思われるかもしれないが、本当はうちの方が大きなマイナスだ!」と吐き捨てたほどだ。
来年、本社創立50周年を迎え、何としても今の低迷を脱したいオリックス。その目玉にもなりそうな糸井だが、大型トレードへのチーム内の反応はいまひとつだ。
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