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セルフチェックで分かる タイプ別腰痛体操
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2013/1/27 6:30
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 腰痛の悩みを抱えている人は男女ともに多い。同じ姿勢で長時間座る、猫背、反り腰、慢性的なストレスがあるなど原因は様々。セルフチェックで腰痛のタイプを判断し、その対策として簡単にできる体操を専門家に聞いた。

 長時間パソコンに向かっていたら腰が痛くなった、荷物を持ち上げて激しい腰痛に襲われた。そんな経験がある人は多いだろう。

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 腰痛の引き金になるのは姿勢の悪さ。腰痛持ちは男女ともに多く、厚生労働省の国民生活基礎調査(2010年)では男性が訴える症状の1位、女性では肩こりに次ぐ2位が腰痛だ。

 なぜこんなに多いのか。「実は腰痛の8割以上は原因が特定できない。しかし姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢でいたり、体を緊張させたりすることが腰痛の引き金になっているのは確かだろう」と、竹谷内医院(東京都中央区)の竹谷内康修院長はいう。

 腰は上半身を支え、姿勢のバランスを保つ「肝心要」の場所だ。上半身の中心を通る背骨(脊椎)は小さな骨(椎骨)が連なってできていて、横から見ると緩やかなS字カーブを描いている。腰(腰椎)の部分では前方に自然なカーブを描いている「前弯(ぜんわん)状態」が、重い頭を支えたり、姿勢を保ったりするのに最適な形だ。

 ところが座り姿勢が猫背になると、この前弯状態が崩れて腰が後方に曲がってしまう。このような悪い姿勢をとり続けると上半身の重さをうまく支えられず、腰椎や椎間板、関節、筋肉などへの負担が増えて腰痛が起こりやすくなる。運動不足で筋力が弱くなったり、加齢に伴って椎間板などの弾力性が低下したりすることも腰痛を引きおこす原因になる。

■痛みによって違う3つのタイプ

 腰痛の種類はいろいろあるが、どの姿勢で痛みが出るかによって大きく3つに分けられる。日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)脊椎整形外科の久野木順一部長によると「前屈すると痛くなる腰痛と、後屈すると痛くなる腰痛がある。椎間板ヘルニアは前者、脊柱管狭窄(きょうさく)症は後者に当てはまる」。

 椎間板は背骨を構成する骨と骨の間でクッションの役割をしている軟骨。この一部が飛び出し神経を刺激するのが椎間板ヘルニア。神経の通り道である脊柱管が加齢などで狭くなり痛みを伴うのが脊柱管狭窄症だ。これに加えて急性の激しい腰痛である「ぎっくり腰(急性腰痛発作)」がある。ただし「実際には病名がつかない普通の『腰痛症』が圧倒的に多い」と久野木部長は指摘する。

 あなたの腰痛はどのタイプだろうか。上の図のように、前かがみと後ろ反りを無理のない程度にやって痛みの状態を確認しよう。

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