東日本大震災:がれき処理反対、伊賀市長が名張市長に伝達 /三重
毎日新聞 2012年12月29日 地方版
東日本大震災のがれきの広域処理問題で、伊賀市の岡本栄市長が、名張市の亀井利克市長と会談し、受け入れ反対の方針を直接伝えていたことが分かった。
関係者によると、両市長の会談は21日、伊賀市役所で行われた。亀井市長が受け入れの検討を要請したのに対し、岡本市長は「伊賀市としてのスタンスは変わらない」と、拒否の姿勢を示したという。
環境省は県に対し、岩手県久慈市のがれき2000トンの処理を要請している。亀井市長が管理者を務める伊賀南部環境衛生組合(伊賀市)は受け入れを検討。一方、副管理者の岡本市長は11月の市長選で、受け入れない方針を示して当選した。市長就任後も方針は変わらず、がれき処理以外での被災地支援を訴えている。【伝田賢史、花牟礼紀仁】
〔三重版〕