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昨年の衆院選後初の政令指定市議選となる北九州市議選(定数61)が27日、投開票され、日本維新の会とみんなの党が初めて擁立した公認候補6人は全員が当選した。近畿以外の地方選で維新の公認候補が当選するのは初めて。政権与党に返り咲いた自民党と公明党も議席を順調に獲得した。
投票率は41・95%で、2005年の49・35%を大幅に下回り過去最低となった。当日有権者数は79万6516人。
市議選で、維新は3選挙区に公認の新顔を1人ずつ立てた。みんなの党も、維新と競合しない3選挙区に公認の新顔を1人ずつ擁立。夏の参院選での第三極の連携も視野に議員定数削減などの政策協定を結び、候補者を相互に推薦した。維新は躍進した衆院選後、初の大型地方選で地方組織の強化へ足場を広げた。