愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は26日、オスのインドゾウ「太郎」が26日午後4時40分に死んだと発表した。39歳だった。死因は不明で、27日に解剖を行う。
園によると、数カ月前から体のあちこちに腫れが現れた。特に左前足がひどく、曲がりが顕著になった。症状の悪化に伴い右前足も腫れ、20日朝からは立てなくなった。20日から24時間態勢で観察と治療をしていた。エサが食べられない状態で、点滴を施していた。
太郎は1973年にタイで生まれ、同園の前身の道後動物園に74年に来園。体長は約3メートルで、来園者が直接エサを与えられることで人気だった。