今から約10年前、午前9時に携帯電話が鳴りました。その日は休みだったので慌てて電話をとると「太郎が暴れて扉が壊され、今も暴れています!」かなり切迫した雰囲気です。「わかった、すぐ行こわい」伊予弁で答えます。その日はある大会へ参加する予定でしたがキャンセルしました…。
暴れる太郎を止めるために急遽出勤すると、専門業者に修理を依頼しなければいけないほどゾウ用の扉が壊されていました。修理中も暴れて向かって来そうな太郎を扉へ近寄らないように体を張って制止させます。正直言って命がけでやっていました。その時の太郎の目つきや動きを読みながら、間合いを測り、こちらから気迫をぶつけたり、時にはなだめて落ちつかせたり、YESとNOをしっかり表現して教えていきます。もちろん安全は確保しながら。 |