〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「陰の丸坊主」、いったん調整か
〔株式マーケットアイ〕
<16:00> 日経平均・日足は「陰の丸坊主」、いったん調整か
日経平均の日足は寄り付きが高値、終値が安値になる「陰の丸坊主」となった。先安見込みの足で、高値圏でのもみあい水準で出ており、さらに注意が必要だ。売買代金は依然高水準で下値不安は薄らいでいるものの、短期的な過熱感も強く、いったん調整に入る可能性も大きい。5日移動平均線(1万0713円75銭=28日)、心理的節目の1万0500円、25日移動線(1万0482円69銭=同)が下値めどとなりそうだ。
<15:15> 東証マザーズ指数が大幅高、バイオ関連が軒並み新値
東証マザーズ指数が前日比41.95高の587.00と大幅高。2008年2月15日(前日比44.47高)以来の上げ幅となり、連日で昨年来高値を更新した。東証マザーズ市場の売買代金上位には新高値銘柄が連なり、なかでもタカラバイオ(4974.T: 株価, ニュース, レポート)やナノキャリア(4571.T: 株価, ニュース, レポート)などバイオ関連が目立つ。東証1部が一服するなか、個人投資家の回転売買が向かったという。「高値圏にありながらも一度弾みが付いたらしばらく上昇が続くのが新興市場の常。ただIPO再開時には既上場銘柄が売られる可能性がある」(いちよし証券・投資情報部課長の宇田川克己氏)という。日経ジャスダック平均も続伸し、新値追い。ジャスダックの売買代金は687億円だった。
<14:05> TOPIXは底堅い、根強い押し目買い需要
TOPIX.TOPXは小幅安。一時プラス圏に浮上するなど底堅い動きをみせている。短期的な過熱感が強く、利益確定売りが出ているが、押し目買い需要も根強い。業種別では、海運や非鉄などがさえない一方、証券やノンバンクが堅調だ。
市場では「調整は短期で終了する可能性もある。個人投資家などの買い需要が強く、思ったほど下がらない。きょうから国会が始まることで政策面にあたらめて注目が集まれば、再び上値を追う展開もありうる」(国内証券)との声が出ている。
<13:01> 日経平均は軟調継続、2月中下旬まで調整入りの可能性
日経平均は軟調継続。再び1万0900円を割り込んでいる。TOPIXは前日終値を挟んでもみ合っている。
市場では「1万1000円にワンタッチしたことで達成感が出ている。過去2カ月間上昇してきただけに上げ疲れが出ているのだろう。今後、2月中旬から下旬程度まで日柄調整となってもおかしくはない。ただ日中値幅がさほど無いにもかかわらず、高水準の商いを維持していることから、利益確定売りに対して引き続き買いが入っているとみられる。海外勢や個人の買いが主体で、押しても日経平均1万0400円程度でとどまるだろう」(東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏)という。
<10:55> 日経平均は軟調、ファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)の下げが重し
日経平均は軟調。序盤の買い先行後に下げに転じ、1万0800円台後半で推移している。市場では「業績予想の下方修正を受けたファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)の下げが重しになっている。一方、TOPIXは底堅く、新興市場など中小型株への物色もみられ、地合いは悪くない」(準大手証券)との見方が聞かれている。ファナックは一時、前日比5%超下落しており、1銘柄で日経平均を約30円押し下げている。
<09:50> 日経平均は伸び悩み、大台乗せで目先の達成感広がる
日経平均は伸び悩み。1万0900円前半の推移している。寄り付きで1万1000円の大台に乗せたことで目先の達成感が広がり、利益確定売りが強まっている。市場では「短期的な過熱感も強く、節目突破で利益確定売りが強まっている。下値は堅いがいったん調整だろう」(国内証券)との声が出ている。
<09:10> 寄り付きは3日続伸、日経平均が2年9カ月ぶりに1万1000円回復
寄り付きの東京株式市場で日経平均は3日続伸。米国株の上昇に加え、円相場が対ドル、対ユーロで下落したことを手掛かりに買いが先行している。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)など輸出株のほか、銀行、保険など金融株なども堅調。日経平均は2013年1月15日の昨年来高値1万0952円31銭を上抜き、10年4月30日以来約2年9カ月ぶりに1万1000円を回復した。一方、市場では達成感に加え、急ピッチの上昇で利益確定売りも出やすいといい、朝方の買い一巡後は上値の重い展開が想定されている。
<08:26> 寄り前の板状況、主力輸出株は軒並み買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、円安進行を背景にソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)など主力輸出株は軒並み買い優勢となっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)は買い優勢だが、2013年3月期業績予想を下方修正したファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)は売り優勢となっている。
一方、大手銀行株ではみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が売り買いきっ抗、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)はやや買い優勢となっている。
(東京 28日 ロイター)
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