Marine’s Roomへようこそ!
麻鈴(まりん)ちゃんは1988年の2月の頭に我が家に唯一無二の一人娘としてやってきました。2003年の2月1日に亡くなるまでの一緒に暮らした15年間を少〜しずつ、思い出しながらご紹介していきたいと思います。
 
麻鈴ちゃんとの出会いは、結婚して最初に住んだオウチの近くにあるペットショップ。「マイ・ペット」
まだ入社して4年目を迎えようとしていたまぁくパパはバリバリの営業マンで、毎日帰りが遅くて、びじゅーママが寂しい思いをしているのではないかしらんと心配していました。そこでお誕生日が近かったこともあり、バースデープレゼントにワンコをプレゼントしようと、下見をしていたペットショップでした。
もう昔のこと過ぎて、日にちなどは覚えていませんが、1988年2月の日曜だったと思います。まぁくパパに連れられてそのペットショップに出かけました。可愛い3匹のヨークシャーテリアの赤ちゃんがいました。ペットショップの人が「可愛いでしょう〜入ったばかりだから、今ならお好きな子を選べますよ〜」と言われました。
 
我が家は赤ちゃんの出来にくいカップルと診断されていました。努力をすれば授かるかも?しれませんが、その努力を放棄したのです。赤ちゃんができて、ワンコがかわいそうな思いをしないように…変かもしれません。でも、真剣だったんです。そしてびじゅーママは自分に女の子の赤ちゃんが出来たら付けようと思っていた名前を授けました。
「麻鈴(まりん)」と…麻鈴、麻鈴ちゃん…何度この愛らしい名前を呼んだでしょう。そして今も呼び続けています。「ママの可愛い麻鈴ちゃん」そして一日に何度も訊ねるのです。「麻鈴ちゃん、ママねぇ〜麻鈴ちゃんのこと、だぁ〜い好き!麻鈴ちゃんは?」
こんなヘンテコな覚悟はしておきながら、すぐに後悔しました。だって麻鈴ちゃんってば夜鳴きがすごかったんです。それはそうですよね〜お昼まで姉妹で楽しく過ごしていたのに、見ず知らずの人間にラチされてきたんですから。24歳になったばかりのまだ若かったびじゅーママ、我慢もききません。「もう返してきてよ〜」とまぁくパパを困らせます。すると「もうチョッと頑張ってみようよ」と諭されるのです。
 
 
 
その時、びじゅーママは全く買う気はありませんでした。なぜなら実家にマルチーズのMilktea(ミルティー)を残してきていたからです。ミルティーは実家の華というマルチーズが生んだ子の一人で生まれるところから一緒だったのです。ですから、他の子を家族に迎える気はなかったんです。
ところが、3匹がじゃれあって遊んでいるのを見ていると、三者三様の性格でとっても面白いんです。一番大きい女の子は気が強く一番小さい男の子を苛めてます。小さい男の子はなすすべなく…そして真ん中の女の子は我関せず、マイペースです。
「家族に迎えるんだったら、女の子だよね〜」と、つい言ってました。「ホントに?じゃ、この小さいほうの女の子で決定だね!?」とまぁくパパ。ダンボールに入れられ、最低限必要な物を買って帰りました。
もし、ワンコを娘として家族に迎えるんだったら、それ相当の覚悟が要ると常々話し合っていました。ホントにいいんだね?その覚悟は出来てるね?と確認しあいました。その覚悟とは…
 
そんな始まりでしたが、トイレも比較的すぐに覚えてくれて、手のかからない良い子にびじゅーママ、あっという間に夢中になりました。小さくてどこにいるのかわからなくなるので、たまにキッチンに立ってるときは(その頃はたまにはご飯の支度というものをしていました)エプロンのポケットに入れておくくらいでした。悲劇はいきなり起こるものです。
営業というお仕事だったので、夕方くらいにチョッと家に寄ったりすることがありました。その時、麻鈴ちゃんを籐のバスケットに入れていたのをまぁくパパが見つけて、ヒョイと持ち上げ、グルグル回し出したんです。わかります?バケツに水を入れて回すと遠心力で水がこぼれないって言うアレです。その途中、麻鈴ちゃんが落ちて、けたたましい鳴き声が響きました。他の部屋にいたびじゅーママ、慌てて駆け寄ります。
「何したのっ?!」「いやぁ〜落ちて…」「この鳴き方、異常だよ、病院連れて行かなきゃ!」慌てて病院に駆け込みました。名前覚えてます「西間動物病院」先生はレントゲンをとって言いました。「骨折です。」
 
ガ〜ン…こんなまだ生まれて3,4ヶ月くらいの赤ちゃんなのに、もう手術…左足でした。まだ細い細い骨、うまくつながるか保証はできないとのことでした。でも開いて、ビスで固定しなくてはなりません。何とか手術は成功しましたが、数ヵ月後、ビスをとる手術をしなくてはならず、その上、ビッコになる可能性も大きいというのです。うなだれるまぁくパパ。この日からまぁくパパ、麻鈴ちゃんに嫌われてしまいました。
数ヵ月後、ビスをとる手術をした麻鈴ちゃん、奇跡的に完治していました。なんて幸運な子でしょう〜神様、ありがとうございます!
この時から、麻鈴ちゃんは病院も大嫌いになりました。


 
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