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Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その4)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その1)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その2)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その3)
<参考>
Windows 8 のカタログファイル(応答ファイルを作成するために必要なカタログファイル)
Windows 8 の展開の準備(Windows ADK をインストールする)
Unattend.xml 応答ファイルの作成が完了したら、カスタマイズしたプロファイルを
既定のプロファイル(デフォルトプロファイル)にコピーする作業をおこないます。
作業はカスタマイズしたプロファイルを作成したユーザーで Unattend.xml 応答ファイルを
使用して Sysprep ツールを実行させます。
Sysprep ツールは以下のフォルダーにあります。
[%systemroot\System32\Sysprep]
作成したUnattend.xml 応答ファイルの[Untitled.xml]を Sysprep ツールと同じフォルダーに
保存します。
Unattend.xml 応答ファイルの[Untitled.xml]を使用して Sysprep ツールを実行するためには
以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。
カレントドライブを Sysprep ツールが保存されている場所に変更したのちに実行します。
[Sysprep.exe /generalize /unattend:c:\windows\system32\sysprep\Untitled.xml]
すると、[システム準備ツール3.14]が起動するので、[システムクリーンアップアクション]の
[一般化する]ダイアログボックスをオンにして[OK]をクリックして実行させます。
再起動がおこなわれて Sysprep が完了するとミニセットアップが開始されます。
設定をおこない WIndows にログオンします。
新規のユーザーでログオンして、カスタマイズされたプロファイルが適用されたことを確認します。
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その3)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その1)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その2)
<参考>
Windows 8 のカタログファイル(応答ファイルを作成するために必要なカタログファイル)
Windows 8 の展開の準備(Windows ADK をインストールする)
そのほかに、Sysprep を実行する Windows 8 PC のデバイスドライバを保持したい場合には
[Microsoft-Windows-Pnpsysprep\PresistALLDeviceInstalls]
パラメータを追加します。
<x86 の場合>(32 ビット版)
x86_Microsoft-Windows-PnpSysprep_6.2.9200.1684_neutral
<x86 の場合>(32 ビット版)
amd64_Microsoft-Windows-PnpSysprep_6.2.9200.1684_neutral
追加された[amd64_Microsoft-Windows-PnpSysprep_neutral]の
プロパティペインの[設定]→[PersistAllDeviceInstalls]の値を[true]
に設定します。
また、Sysprep を実行させてライセンス認証タイマーのリセットをおこなわせたくない場合には
[Microsoft-Windows-Security-SPP\SkipRearm]
パラメータを追加します。
<x86 の場合>(32 ビット版)
x86_Microsoft-WIndows-Security-SPP_6.2.9200.16384_neutral
<x64 の場合>(64 ビット版)
amd64_Microsoft-WIndows-Security-SPP_6.2.9200.16384_neutral
追加された[amd64_Microsoft-WIndows-Security-SPP_neutral]の
プロパティペインの[設定]→[SkipRearm]の値を[1]
に設定します。
これで WIndows 猶予期限リセット可能回数がリセットされることはありません。
すべての設定が完了したら、Untitled 応答ファイルを保存します。
Windows SIM のメニューから[ファイル]→[名前を付けて保存]を選択して適当な名前を
ファイル名に入力して保存先を設定したら、保存をクリックします。
今回は[Untitld.xml]として保存します。
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その2)
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その1)
<参考>
Windows 8 のカタログファイル(応答ファイルを作成するために必要なカタログファイル)
Windows 8 の展開の準備(Windows ADK をインストールする)
Windows 8 Enterprise x64 の Unattend.xml 応答ファイルを作成します。
すべてのアプリにインストールされている Windows システム イメージ マネージャーを起動します。
スタート画面にもショートカットのタイルが表示されています。
画面左側の Windows イメージペインに表示されている[Windows イメージまたはカタログファイルを指定してください]
を右クリックして表示されるメニューから[Windowsイメージ]を選択します。
[Windows イメージの選択]画面が表示されるので、作成した Windows 8 のカタログファイルを
選択して[開く]をクリックします。
すると、Windows イメージペインに Windows カタログが追加され表示されます。
次に、画面中央に表示されている応答ファイルペインに表示されている
[応答ファイルを作成または開きます]を右クリックして表示されるメニューから
[新しい応答ファイル]を選択します。
すると、応答ペインに Untitled 応答ファイルが追加され表示されます。
カスタマイズしたプロファイルを既定のプロファイルにコピーする
[Microsoft-Windows-Sell-Setup\CopyProfile]
パラメーターを追加します。
Windows イメージペインから[Components]を展開して以下の項目を選択します。
右クリックして表示されるコンテキストメニューから
[パス 4 specialize に設定を追加]を選択します。
<x86 の場合>(32 ビット版)
x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_6.2.9200.16384_neutral
<x64 の場合>(64 ビット版)
amd64_Microsoft-Windows-Shell-Setup_6.2.9200.16384_neutral
選択が完了すると、応答ペインに項目が追加されます。
今回は x64 を選択したので[amd64_Windows-Shell-Setup_neutral]が
追加されます。
画面左側のプロパティペインに[Microsof-Windows-Shell-Setup プロパティ]が
表示されます。
プロパティの[設定]→[CopyProfile]を選択してプルダウンメニューの値から[true]を選択します。
Windows 8のデフォルトプロファイルをカスタマイズする(その1)
Windows 8 も Windows 7 と同じくシステム準備(Sysprep)ツールを使用して
既定のプロファイルのカスタマイズをおこないます。
Sysprep ツールを実行して、カスタマイズしたユーザープロファイルを既定のプロファイルに
コピーします。
プロファイルのコピーには Sysprep ツールが使用することができる Unattend.xml 応答ファイルの
[Microsoft-Windows-Sell-Setup\CopyProfile]
パラメーターを使用します。
Unattend.xml 応答ファイルは Windows AKD に含まれている
Windows システム イメージ マネージャー(SIM)を使用します。
Windows 8 の展開の準備(Windows ADK をインストールする)
Windows SIM だけをインストールしたい場合には、機能の選択画面で
[Deployment Tools]
のみを選択してインストールをすすめます。
そのほかにも Windows 8 のカタログファイルが必要となるので
以下のサイトを参考にしてカタログファイルを作成します。
Windows 7 で Sysprep の実行が失敗する場合
Windows 7 でカスタマイズしたユーザープロファイルをデフォルトプロファイルに
適用したい場合には Sysprep を使用します。
Windows 7 デフォルトプロファイルのカスタマイズ 関連記事
ユーザープロファイルを作成した環境によっては、ごくまれに Sysprep が
正常に完了しないことがあります。
失敗する原因として、KB981542 の内容があてはまるかどうか確かめて
みるのもよいかもしれません。
別のコンピューター上のイメージを展開しようとすると、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 イメージ展開プロセスを停止します。
この問題を修正するには修正プログラムの適用が必要です。
修正プログラムを入手するには、下記 Web サイトで入手したい修正プログラム
を選択したのちに、メールアドレスを入力してリクエストを送信します。
送られてきたメールには、修正プログラムのダウンロード先と、ダウンロードした
ファイルを解凍するときに使用するパスワードが記載されています。
Sysprep が失敗する原因が分からない場合、この更新プログラムの適用を
試してみてはどうでしょうか。
Windows 7 デフォルトプロファイルのカスタマイズ その4 (Untitled.xml のオプション)
Sysprep を実行した時に、場合によって実行させたくないオプションがあると思います。
『Untitled.xml』 に適用する事が考えられるその他のパラメータです。
・デバイスドライバの保持
パラメーターは『PersistAllDeviceInstalls』。
既定値は『false』です。
『True』に設定すると Sysprep を実行した際にデバイスドライバが削除されません。
・ライセンス認証
パラメーターは『SkipRearm』。
既定値は『0』です。
値を 0 に設定すると、コンピュータが再初期化されます。
ライセンス認証に関連する項目がすべて削除されるかリセットされます。
猶予期間タイマもすべてリセットされます。
値を 1 に設定すると、コンピュータは再初期化されません。
ライセンス認証に関連するデータはすべて残されリセットされません。
猶予期間タイマもリセットされません。
パラメーター『PersistAllDeviceInstalls』の適用方法。
左ペインの『Windows イメージ』に表示されている『Windows 7 ENTERPRISE』の
『Components』を展開します。
展開した項目から『x86_Microsoft-Windows-PnpSysprep_6.1.7600.16385_neutral』
を選択します。
項目を右クリックしメニューより『パス 3 generalize に設定を追加(3)』を選択します。
右ペインの『プロパティ』に『x86_Microsoft-Windows-PnpSysprep_6.1.7600.16385_neutral』の
プロパティが表示されます。
『設定』を展開して『PersistAllDeviceInstalls』を選択します。
プルダウンメニューより『true』を選択します。
パラメーター『SkipRearm』の適用方法。
左ペインの『Windows イメージ』に表示されている『Windows 7 ENTERPRISE』の
『Components』を展開します。
展開した項目から『x86_Microsoft-Windows-Security-Licensing-SLC_6.1.7600.16385_neutral』
を選択します。
項目を右クリックしメニューより『パス 3 generalize に設定を追加(3)』を選択します。
右ペインの『プロパティ』に『x86_Microsoft-Windows-Security-Licensing-SLC_6.1.7600.16385_neutral』の
プロパティが表示されます。
『設定』を展開して『SkipRearm』を選択します。
値に『1』と入力します。
Windows 7 デフォルトプロファイルのカスタマイズ その3 (Sysprep の操作 カスタマイズされたプロファイルを既定のプロファイルに適用する作業)
※ Sysprep を使用するとパソコン名の再設定やログオン時に新規にユーザーを
作成するなどの作業が発生します。
また、ドメインに参加しているパソコンは、ドメインから離脱後、作業を進めて
下さい。
カスタマイズしたプロファイルを既定のプロファイルにコピー(適用)させたいパソコンで
プロファイルのカスタマイズ作業をおこないます。
(ディスクトップ上にショートカットを配置したり、電源オプションやフォルダーオプションなど)
プロファイルのカスタマイズが完了したら、事前に作成した『Untitled.xml』ファイルを用意します。
今回は『C:\Windows\System32\Sysprep』内に格納します。念の為、ログオフか再起動します。
カスタマイズしたプロファイルを既定のプロファイルに適用する作業を進めます。
『Sysprep.exe』を利用してこの作業を進めていきます。
コマンドプロンプトを管理者モードで起動させます。
『スタートボタン → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト』を表示させ右クリックし
『管理者として実行』を選択します。
コマンドプロンプトが起動します。カレントディレクトリーを
『C:\Windows\System32\Sysprep』に変更します。
コマンドプロンプトより下記コマンドを入力して『Enter』キーを押します。
『Sysprep.exe /generalize /unattend:c:\windows\system32\sysprep\Untitled.xml』
/generalize スイッチは、Untitled.xml ファイル内に記述してある CopyProfile パラメーター
を使用するために使用します。
unattend: オプションは、目的の Untitled.xml ファイルを指定するために使用します。
コマンドの入力が完了すると『システム準備ツール 3.14』が起動します。
『システム クリーンアップ アクション』の『一般化する』のチェックボックスにチェックを
入れて『OK』ボタンを押します。
Sysprep が実行されます。
Sysprep 終了後、パソコンが再起動します。
再起動後、必要事項を入力します。
必要事項入力後、ログオン画面が表示されます。
Sysprep が正しく動作したらカスタマイズしたプロファイルが既定のプロファイルに適用されます。
新規にユーザーを作成してログオンをしてプロファイルが正しく適用されているかを確認します。
この作業でカスタマイズしたプロファイルを既定のプロファイル(デフォルトプロファイル)に
適用させる事ができます。
これで、ユーザーはログオン後、必ずカスタマイズされた共通のプロファイル(環境)を
利用する事ができます。
Windows 7 デフォルトプロファイルのカスタマイズ その2 (Untitled.xml の作成方法 その2)
『Untitled.xml』 に設定をします。
ログオンしているユーザーのカスタマイズされたプロファイルを既定のプロファイルに
適用させるパラメーターを『Untitled.xml』 に設定します。
使用するパラメーターは『CopyProfile』パラメーターです。
この『CopyProfile』パラメーターを使用することで、ログオンしているユーザーの
プロファイルが既定のプロファイルにコピーされます。
この『CopyProfile』パラメーターは『specialize』パスで設定します。
設定の値は『true』 に設定します
左ペインの『Windows イメージ』に表示されている『Windows 7 ENTERPRISE』の
『Components』を展開します。
展開した項目から『x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_6.1.7600.16385_neutral』
を選択します。
項目を右クリックしメニューより『パス 4 specialize に設定を追加(4)』を選択します。
中央ペインの『応答ファイル』に表示されている『Untitled』の展開された項目
『4 specialize』に『x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_6.1.7600.16385_neutral』
が追加されます。
右ペインの『プロパティ』に『x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_6.1.7600.16385_neutral』の
プロパティが表示されます。
『設定』を展開して『CopyProfile』を選択します。
プルダウンメニューより『true』を選択します。
設定が完了した『Windows システム イメージ マネージャー』の
『ファイル』→『名前を付けて保存』を選択して『Untitled.xml』ファイルを確認しやすい
場所に保存します。
今回はディスクトップ上に保存します。
ディスクトップ上に『Untitled.xml』が保存され確認できます。
内容をメモ帳などで確認してみます。
Settings pass、specialize の項目に
『<CopyProfile>true</CopyProfile>』という設定した項目が確認できます。
Windows 7 デフォルトプロファイルのカスタマイズ その1 (Untitled.xml の作成方法 その1)
Windows 7 でカスタマイズしたプロファイルをデフォルトプロファイルとして適用する
よい方法を模索しています。
Windows 7 では Windows XP や Windows Vista で容易に操作できた プロファイルの
コピーができなくなりました。
Windows XP や Windows Vista ではカスタマイズしたプロファイルをデフォルトプロファイル
に適用してログオン時の環境を共通化させる運用が容易におこなう事が可能でした。
Windows 7 ではユーザーのプロファイルをコピーする事ができなくなった為、
カスタマイズしたプロファイルをどの様にデフォルトプロファイル(既定のプロファイル)
に適用するかが課題になっていました。
現時点で Sysprep.exe と Untitled.xml 応答ファイルを使用して既定のプロファイル
をカスタマイズする方法がよいと思い検証を進めてみました。
まず、Untitled.xml 応答ファイルを用意します。
Untitled.xml 応答ファイルはWindows 7 の Windows 自動インストール キット
を使用して作成します。
Windows 7 用の Windows 自動インストール キット (WAIK)
Windows AIK のダウンロードをおこないUntitled.xml 応答ファイルを作成する
パソコンにインストールをおこないます。
デフォルトプロファイル(既定のプロファイル)をカスタマイズしたいパソコンの
OS バージョンと同じインストールメディアを用意します。
今回は Windows 7 Enterprise(x86) のデフォルトプロファイル(既定のプロファイル)
をカスタマイズします。
Windows 7 Enterprise(x86) のインストールメディアより
『install.wim』『install_Windows 7 ENTERPRISE.clg』
の2つのファイルを使用します。
このファイルはインストールメディア内の『Source』内に格納されています。
2つのファイルを作業しやすい場所にコピーします。
今回はローカルディスクの C:\Temp にコピーして作業を進めていきます。
コピーが完了したら『Windows システム イメージ マネージャー』を起動します。
『スタートボタン → すべてのプログラム → Microsoft Windows AIK → Windows システム イメージ マネージャー』
を選択します。
『ファイル → Windows イメージの選択』を選択して、コピーして用意した2つの
ファイルの『install_Windows 7 ENTERPRISE.clg』を選択します。
左ペインの『Windows イメージ』に『Windows 7 ENTERPRISE(カタログ)が
追加されます。
中央ペインの『応答ファイル』ウインドウ内で右クリックし『新しい応答ファイル』
を選択します。