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原発再稼働進むと予測/石井氏(時事通信解説委員)講演
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東北経済連合会(高橋宏明会長)の「東経連フォーラムin青森」が24日、青森市のホテル青森で開かれた。時事通信社解説委員の石井正氏が「これからの日本とエネルギー政策」と題して講演し、安倍政権のエネルギー政策や経済政策「アベノミクス」の展望について語った。
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石井氏は、安倍政権が参院選の勝利で政権基盤を確立するには、アベノミクスが掲げる、民間投資を促す成長戦略を着実に進められるかが鍵となる―と強調し、「衆院選後、市場の期待感から円安株高が続いてきたが、まだ“成長戦略”の実効性には不安が残る。ここからが正念場になる」と指摘。
その上で「現在停止している原発の再稼働により、安価で安定的な電力供給を実現しないと、成長戦略は画餅(絵に描いた餅)になると考えている」と語り、安倍政権下で原発の再稼働が着実に進む―との見通しを示した。
また、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分問題をめぐり、「各国が技術の確立に向けた研究を深めなくてはならない中で、世界で最先端の原子力技術を持つ日本が、原発から一斉に手を引くという選択肢はない」と語った。
同フォーラムは県商工会議所連合会が共催し、会員ら約90人が聞き入った。
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