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ブナ林の監視強化・環境省、18年ぶり改定案/白神山地
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環境省は25日、世界自然遺産「白神山地」(本県、秋田県)を保護するための管理計画の改定案を公表した。1995年に策定されて以来18年ぶりの改定で、地元自治体や研究機関が連携して、東アジア最大とされるブナ林のモニタリングを強化するのが柱。意見公募を経て3月末までに正式決定する。
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焦点となっていた入山規制の強化は、地元で賛否が分かれていることを踏まえ「過剰利用で生態系への影響が見られた場合、適正化に向けた調整を検討する」との表現にとどめた。
地球温暖化の影響でブナの生育に適した地域が減少する懸念もあることから、生きものや気象データも含めた計画的なモニタリングを継続して実施する必要性を指摘。
また、モニタリングで得られたデータを基に、研究者らが中心となって保護対策を柔軟に検討する「順応的な保全管理」という手法を導入するとした。
計画案に意見公募・地域連絡会議来月25日まで
白神山地世界遺産地域連絡会議は「白神山地世界遺産地域管理計画案」について広く国民の意見を聞くため、来月25日まで意見を公募する。同会議は寄せられた意見を取りまとめ、3月末に新しい管理計画を策定する方針。
意見は郵送またはファクス、メールで受け付ける。提出先は環境省東北地方環境事務所(電話022-722-2874、ファクス同722-2872、メールTOHOKU@env.go.jp)へ。
意見公募実施の説明会も開催。日時と場所は以下の通り。▽秋田県側 2月2日午後1時〜同2時半、藤里町総合開発センター▽本県側 2月3日午後1時〜同2時半、西目屋村中央公民館
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