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2008年8月27日 (水)

GoogleカレンダーとNotesカレンダーの同期

会社のNotesクライアントのバージョンアップにより、iCalでのGoogleカレンダーとのやりとりができるようになったと喜んでいたのだが、昨日いろいろと試しながら、どうやらそう単純ではないことも分かってきた。

最大のネックは、公開非公開の判断だ。

GoogleカレンダーからNotesにインポートした場合、スケジュールがシークレットになってしまい、社内に公開されない。しかし社内に公開されないNotesカレンダーでは意味がない。もともとそのために使っているものだからだ。

一方、NotesからGoogleの場合はどうか。この場合はGoogle側で「公開」のフラグが立ってしまう。ヘルプによると、カレンダー自体が公開されていなければそれでも一般公開にはならないのだが、複数のユーザーで共有している場合には一般公開になってしまうという。

自分の場合、カレンダー用のIDは複数持っていて、互いに共有をしている。これがネックになって一般公開となってしまうのだ。さすがに(検索結果には引っかからないそうだが)一般公開されている、となると会社のスケジュールを同期するのは躊躇してしまう。

そんなこんなでどうするかと思案していたら、同じようにGoogleカレンダーとNotesの同期に悩んでいた職場のボスが、結局同期はあきらめて二重入力を受け入れることにした、と言い出した。

結局のところ、Googleであっても外部のサーバには違いないので、セキュリティ上まったくリスクがないかと言えばそうではない。そのあたりの判断で、使い分けることにしたということだろう。

もっとも、ボスの場合モバイルPCを使っていて、その通信環境が最近飛躍的に向上したそうなので、Googleカレンダーを使うことにそれほどこだわる必要がなくなったということかもしれないが・・・。

いずれにせよ、セキュリティの話はその通りだろう。Notesのカレンダーの場合、もらったメールからスケジュールを作成することで必要な情報を保持できるのだが、件名だけならともかく、そういった内容も同期されてしまうことを考えると問題には違いない。

その他、会議招集などの問題もあり、結局のところ、Notesのスケジュールに関しては二重入力を受け入れた方が良さそうだ。それをいかにルーチン的に手間なく処理できるようにするかということを考えた方がよいのだろう。

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コメント

公開・非公開は、エクスポートしたicsファイルの中に、"CLASS:PRIVATE"という形で記述されているので、これを書き換えてからインポートすれば何とかなりそうです。でも手作業じゃつらいですね。Google側はどうしようもないから、Notes側で、書き換えてからインポートするとか、エクスポートしてから書き換えるというようなカスタマイズが出来そうです。

投稿: munesora | 2008年8月27日 (水) 11時37分

ありがとうございます。さすが専門家ですね~。

ただ、いずれにしても、特にNotesからの場合は外部のサーバにどこまで情報をエクスポートするかという課題はあるなぁと考えています。

Googleのカレンダーを取り込むのはあると便利ですが、それも自動的に(定期的に)取り込んでくれるとうれしいかもしれません。

投稿: ProjectK | 2008年9月 1日 (月) 08時29分

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