Updated: Tokyo  2013/01/28 12:19  |  New York  2013/01/27 22:19  |  London  2013/01/28 03:19
 

安倍首相:日銀の独立性、いささかも揺るがず-ダボス会議に中継参加

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  1月26日(ブルームバーグ):安倍晋三首相は26日、2%の物価安定目標などを盛り込んだ政府・日銀の共同声明を発表したことについて、金融政策の手段は日銀にゆだねられており、中央銀行としての独立性は揺らいでいないとの認識を示した。スイスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に中継で出演した映像を首相官邸が公開した。

首相は「2%の物価目標については日銀が責任を持って、その達成に向けてあらゆる手段を選択して実行してもらう」と指摘。その上で、具体的な手段については「日銀が独立して日銀の判断で行っていくわけだから、中央銀行の独立性はいささかも揺らいでいない」との認識を強調した。ただ、目標の「早期実現のため日銀による大胆な金融緩和を期待している」とも述べた。

日本経済については「長引くデフレ不況に苦しんできた。安倍政権に課せられた使命はデフレから脱却し日本経済を再び成長軌道に乗せていくことだ」と語った。「萎縮し続ける経済と決別をし、成長によって新たな富の創出を目指す」との決意も示した。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 広川高史 thirokawa@bloomberg.net;東京 藤岡 徹 tfujioka1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net

更新日時: 2013/01/26 21:00 JST

 
 
 
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