日本生産性本部「レジャー白書2012」 パチンコ人口 過去最低1260万人 (1/2ページ)

2012.11.3 05:00

 日本生産性本部は10月29日、東京都千代田区の霞山会館で「レジャー白書2012」の発表記者会見を開催。2011年度のパチンコ参加人口が調査開始以来最低となる1260万人(前年比410万人減)だったと報告した。

 これまでの参加人口の最低値は、07年の1450万人で、11年度の数値はそれをさらに190万人下回る結果となった。

 一方で、年間平均活動回数は前年の19.9回から27.8回に、年間平均費用は前年の7万7100円から9万3700円と、いずれも増加。

 市場規模は、20兆円台を割り込んだ前回調査からさらに2.5%減となる18兆8960億円と、前年割れは8年連続となり、市場規模の縮小に歯止めが掛からない状況が浮き彫りとなった。

 なお、パチンコ市場の低迷を受けて余暇産業全体の市場規模も4.5%マイナスの64兆9410億円に減少。白書では、震災の影響で全国に広がったレジャー活動自粛による年前半の落ち込み分が後半でカバーしきれなかった、などと分析している。

 また、パチンコホールの全国組織である全日遊連の組合員数調査によると、パチンコ機減少とパチスロ機増加というトレンドに変化はないものの、パチスロ機の増加傾向に伸び止まりが見られる。

 全国の営業店舗数も、前月と比べて28店舗減の1万1199店舗。月内の新規店が12店舗、廃業店が34店舗、休業店舗は前月比6店舗増の138店であった。(ニュース提供・LOGOS×遊技通信)