2012-05-24 08:52:19

ストップ高の意味

テーマ:
昨日のフォンツ、久しぶりのストップ高でした。

3月のまだまだ行け行けのころのストップ高ではなく、
個人投資家の多くが傷つき、多くの銘柄が底値を模索している
今だからこそ、価値のあるストップ高です。

昨日、特にフォンツにニュースが出たわけではありませんし
地合はいまだ予断を許しません。
それでも株価はストップ高に張り付きましたし、
薄いとはいえ、買い板が途切れることはありませんでした。

つまり、昨日のストップ高は、
単なる底打ちを意味するのではなく、
「降りるべき人間がおり、欲しいと思う人間が
リスクをとっても買いたい(買いなおしたい)と思った」
からこそ示現したといえます。

同じストップ高でも、
10000円乗せのストップ高よりも
昨日のストップ高のほうが自分は遥かに嬉しいです。

たったの1000円、
たったの1500株に過ぎませんが、
上がれば何でもいい人たちではなく、
本当にこの会社を理解し、
ホルダーになりたいと思っている人たちだけで
付けた最初のストップ高だからです。

2012年5月23日は僕の相場師人生において、
そして、近い将来に始まるフォンツの大相場において、
きっと忘れられない一日になると思います。

もともと僕は目先の株価に拘泥していません。

株価が上がることよりも、
一株でも信用残が減ること
一人でもゴールデンボンバーのCDを聞いてくれる
ことをだけ望んで、ずっとこの相場を張ってきました。


前回のブログで自分はこう書きました。

『チャート上の節目である6600を割り込んだ
としてもここで売るのはもったいない』

『他の銘柄のように一旦売って、
底を付けてから買い戻そうと思っても数を
揃えられず、却って高くつく可能性のほうが高い』

『信用残については以前に述べたとおり』

そして、中期計画実現可能性についてコメントした上で

『売られたからといって僕は責めません。
相場は逃げませんし、また無理して張るもの
でもないと思います。

わかった振りをして持ち続けることが
一番、精神的によくないことです』

と述べました。

地合もあったとはいえ、
その日、ずっと耐えてきた6600円を割り
ストップ安近くまで暴落しましたから、
恨みに思われた方もいらっしゃったの
ではないかと思います。

僕にとってもあの書き込みは賭けでした。

「本当にホルダーがこの会社を理解しているか?」
「地合や理不尽な売りあおりに負けない
 強い心を持っているか?」

を試す、いわば言葉での振るい落としです。

6600円どころは少しチャートを読める人なら
絶対に割ってはならぬラインで、そこを下抜ければ
相場の建て直しが困難になることは自明です。

そして、そうなったときに、個人投資家で
一番被害をこうむるのは間違いなく自分です。

しかしそれでも、

『奇を常とし、後の現もまた奇とする大相場』

の実現のために避けては通れぬ道だと決意して
僕はあれを書きました。


あの日売った人のことを僕は責めません。
普通の株なら、投げるのは当然ですし、
資金の都合で泣く泣く売った人もいると思うからです。

事実、株価は3月高値の半値近い5910円まで
一気に下落したのですから、あなた方の行動は
決して誤りとはいえません。

(投げたくないのに投げてしまった方には申し訳ない
 気持ちもありますが、株に絶対はないからこそ、
 僕はずっと信用買いを諌めてきました。

 僕自身、何度も何度も全財産を吹っ飛ばしてきました。
 今回の悔しさをバネに会社を調べぬくことの大事さと
 資金のコントロールの重要性を学んで、
 もう一度相場の世界に復帰してもらいたいと思います)


しかし、過去に何度も申し上げたように、
この株は相場を司る何者かに愛された
通常の秤では説明のつかない動きをする株です。

また僕は、僕の手元にある株数と、
僕だけが知っている本当の信用残の推移から
時間はかかっても、必ずこの相場を立て直せる
自信がありました。


6600円を割り込んだあとに昨日のストップまで
5営業日ありましたが累計の出来高は1000株足らずです。

しかも、その何割かは僕の手元にありますから
仮にあの日に投げたとしても、コストを安くする形で
買い戻せている人はほとんどいないと思います。

株価が堅調である限り、信用残は利食い売りや
現引きによってどんどん減っていきますし、
僕はわざと信用玉を抱えていますから、
ここから極端に増えない限り何も心配する
ことはありません。

つまり、需給面では何の不安もない。

材料はこれからもどんどんでてきますし、
地合さえ落ち着けば、株価はじり高になっていく
可能性が非常にたかいと思います。

株価はともかく、
中期計画の実現性については、
自分の読みには自信がありますし、
金爆の更なるブレイクや、新規事業しだいで
数字の上乗せも可能だと見ています。

中期計画が実現可能なもので、
優先株の意味が本当にわかっている投資家なら
ファンダ面でもこの株が割安であることは容易に
理解できるはずです。

(フォンツHD中期計画)
http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012013101.pdf
(中期計画、新規事業分補足)
http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012042001.pdf

僕は仕手筋のように思われているかもしれませんが、
株価操縦的行為はしておりませんし、
今も昔も徹底的にファンダ派のつもりです。

ただ、多少のリスクはあっても
少し先の未来を前向きに考えて、
株価の割高・割安を判断しているだけです。

夢は株価を決める重要な要素ですが、
それだけで大金を張り込んだりは決してしません。

自分のできる限りで調べた自負がありますから、
恐怖心はまったくありませんし、仮に負けたとしても
悔いはないです。


そんな自分が一番注力しているのが
フォンツであり、日本エスコンであることを
再度申し上げて今日は筆をおこうと思います。
2012-05-15 07:58:36

絵図

テーマ:
お疲れ様です、杉本です。

いやな相場が続きますが、
嘆いていてもなにも始まりません。

本業がある方は本業に打ち込み
相場が本業の方は、底打ちの際に勝負できる
銘柄を徹底的に研究すべき時期だと思います。

株価が絶好調のときより
こんなときのほうがこの曲も染みるでしょう。

一度聞かれた方も、是非もう一度、
耳を澄まして聞いてみてください。

きっと違った感情がわきあがってくると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=C2zoQhpoHl0

人が幸せに暮らしているときに
音楽なんかいらないんです。

暗い夜道を照らす一筋の光のように
落ち込んでる人に希望をあたえ、
再起のきっかけをもたらすからこそ、
音楽の意味はあると思っています。

ゴールデンボンバーはそれができる
アーティストだと僕は本気で思っています。

さて、ここから先は現実の話。

下げてるときになにか書くのは
前回も書いたように主義ではありません。

しかし今日は、苦しい中フォンツを持って
くれている人たちに対して素直に自分の
思っていることを書こうと思います。

地合は最悪に近いですし、
チャートが厳しいのは事実です。
6600円のラインを割る可能性も十分に
ありますから、高値の信用玉を抱えて
いる人は、一旦投げるのも一考でしょう。

しかし、資金需要が逼迫しているわけでないなら、
ここで売るのは非常にもったいないです。

フォンツの企業内容は何も変わっていません。
むしろ他の銘柄に比べて、有利な点が多々あります。

内需株ですから円高は関係ありませんし
今後、宝飾が伸びていくなら円高はむしろプラスでしょう。

扱われ方はさまざまとはいえ、
金爆をTVで見ない週はないくらいになってきましたし、
デフテックを初めとする他のアーティストも好調です。

昨年、三枚もシングルをリリースした金爆が
去年の11月からまだ一枚も新譜を出していません。
5月下旬のNHK収録、6月の自伝発売との兼ね合いも
ありますから、まもなく新譜発表があると思います。

もちろん、次のシングルは年末の紅白出場への
布石として、いまだ果たしていないオリコン
ウィークリー1位を狙ってくるはずです。

金爆が売れても数字がないといわれ続けて
きましたが、音楽事業が黒字転換した今、
金爆の新譜が1位をとれば、今期の上方
修正は必至でしょう。

また、既に発表済みの中期計画によれば
フォンツは三年後の営業利益目標を
現状の4倍(4億円)においています。

(フォンツHD中期計画)
http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012013101.pdf

(中期計画、新規事業分補足)

http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012042001.pdf

こういった中期計画は眉唾物であることもおおいの
ですが、フォンツに関しては現状でもソリューション
部門が2億の営業利益を稼ぐ力がありますから、
音楽事業の黒字化が定着すれば、決して不可能な
目標ではありません。

広告代理業が好調だった前期は
ソリューション部門だけで3億6000万稼いでいますし
子会社のコアファンクションが手がける液状化対策
事業が軌道に乗れば、計画からの大幅な上積みも
期待できるでしょう。

地合が平常であれば株価を刺激する
材料はこれからもどんどんでてきますし、
フォンツの数字は今後よくなることはあっても
悪くなることは考えづらいです。

出来高の落ち着きや掲示板の動向から
降りるべき人はほぼ降りたと見ています。
全体相場も今週中には一旦底を打つでしょう。

目先筋が降りた玉を、自分はどんどん吸収
しています。他の銘柄のように一旦売って、
底を付けてから買い戻そうと思っても数を
揃えられず、却って高くつく可能性のほうが
高いと思います。

(信用残については以前に述べたとおりです)

利益の上昇修正こそないものの、
フォンツは音楽事業の黒字化を果たしましたし、
エスコンは第一四半期から黒字化を達成しました。

株価の保証はできませんが、
会社の先行きの読みに関しては自信があるつもりです。
自分のできる限りで調べた自負がありますから、
この二銘柄については恐怖心はまったくありません。

自分が過去に書いてきたことや
会社発表の中期計画をもう一度読んでみて
それでもフォンツが売りたいと思う方はどうぞ
お売りください。

売られたからといって僕は責めません。
相場は逃げませんし、また無理して張るもの
でもないと思います。

わかった振りをして持ち続けることが
一番、精神的によくないことです。

前回、中途半端になってしまったので、
優先株について少し書こうと思っていたのですが、
こんな時間になってしまいましたので、
一旦筆をおこうと思います。

株価は需給と業績とチャートで決まりますが、
仕掛け人の描く絵図に魅力がなければ、
そもそも人をひきつけません。

時間とお金に余裕がある、相場巧者の方は
優先株についてもじっくりと考えてみてください。
早期の復配への道筋と株価上昇に対する
シナリオが必ず見えてくることと思います。
2012-05-11 07:16:59

相場は、夜明け前が一番暗いものです

テーマ:
おはようございます、杉本です。

フォンツも市場全体も、
まだ底を打ったとは限らないので、
ブログを書くことを悩みましたが、
エスコンの第一四半期好決算もありましたし、
少しだけ書こうと思います。

では、まずその日本エスコンの決算。

https://www.es-conjapan.co.jp/common/php/data/TtkZ87YaUHSrcSfYZtMjoamgbKhyQJA0.pdf


取引開始前の大事な時間ですので
詳細な見解は後日に回しますが、
一言で言うと「若干サプライズのある良い」決算でした。

理由は出された数字そのものではなく
『利益の質』です。

「第一四半期から黒字を計上。
 そしてそれが主に賃貸部門からだされていること」

これが大きいのです。

「上方修正もないのにどうして?」

と思われるかもしれませんが、
これまでのエスコンは四半期は毎年損失スタートで
他の不動産会社と同じく後半にかけて一気に挽回する
という利益構造でした。

つまり、他のマンデベと同じく、
マンション販売が利益の源泉であり
景気の動向に左右されやすかったということです。

しかし、以前にブログで述べたように、
現在の日本エスコンは安定して稼げる不動産賃貸の
プロパティマネジメントに主軸をおき、
安定した利益を稼ぎ出せるように方針を転換しています。

その上でマンション販売については、
工期の短い小中規模マンションに特化し、
借入金の増大を極力抑えつつ、
収益の拡大を狙っているわけです。

不動産販売部門は若干とはいえ第一四半期から黒字。
そして、肝心の賃貸部門は、以下のように昨年より増益を達成しました。

『②不動産賃貸事業
 不動産賃貸事業におきましては、
 保有している収益不動産の賃料収入の増加を含めた資産価値の向上 
 を図るべくリーシング活動及びプロパティマネジメント事業に注力した結果
 売上高 532百万円(前年同四半期比4.0%増)、セグメント利益 322百万円(同6.2%増)と
 なりました』

自分は現地に行って、今一番エスコンが注力している
福岡の春日の物件を実際に見てきましたが、
現地において膨大な敷地をエスコンは保有しており
まだまだテナント誘致の余地はあるように見えました。

その状態でこれだけの利益を計上できているのは
本当に心強い限りです。

今は本来のフォンツに注力しているため、
エスコンは殆ど売買をしていませんが、
エスコンの相場をあきらめたわけでは決してありません。

現値はとても魅力的な価格だと思っておりますので、
フォンツが落ち着けば再度買いに入ろうと思っています。

では、本線のフォンツについても少しコメントしましょう。

自分は
『調整ムードのときや過熱感があるときはあえてコメントしない』
ことを信条にしているのですが、
昨日は流石に思うところがありました。

地合が地合だけに仕方ないところもありますが、
フォンツを手放し相場を去ることを表明された方が
たくさんいらっしゃったからです。

掲示板を去られた方の中には、
大量にフォンツを保有している自分にとっては
不快な書き込みをされている方もいました。

しかし、数の大小はあれ、同じホルダーであったわけですし、
その意図が、

「地合やチャートを考えず、
 またIR資料をきちんと読み込むこともなく、
 むやみやたらにフォンツを買い煽りする人間を批判すること」

にあったのだとすれば、自分にとっても首肯できる部分が多々
あったからです。

そういう意味では、客観的に見て
買い煽りをする人間より、売り煽りをする人間のほうが遥かに
冷静でしたし相場もうまい人が多いように見えました。

実際に株価は下がったわけですし、
あとを濁さずにきちんと挨拶をされて去られたわけですから、
立派な態度であったと思います。

自分が過去にこちらで書き込んだ批判は、
「風説の流布まがい」の売り煽りをしていた人間に対してであり、
あなた方を意図したものではありません。

しかし、もしあなた方の中で、
自分のブログの記述で不愉快になられた方がおられるのであれば、
お詫びさせていただきます。

申し訳ありませんでした。

過去に解消前の欠損金をネタにした
「復配など絶対ありえない」等の書き込みをした
人間がいました。

自分が批判しているのは、
IR資料を見れば容易に確認できる
レベルの内容すら理解せず、
真摯にフォンツに投資しているホルダーを
馬鹿にした態度で売り煽る人間のことです。

現状も風説の流布とまではいえませんが、
既存の優先株に対する執拗な売り煽りがあります。

この売り煽りが理不尽なものであることは、
今期の会社側の一株利益予想360.5円が
現状の実際の発行株数16万株ではなく、

『優先株が全て普通株に転換される前提の275421株』

で算出されていることから考えても明らかです。

(360.5X275421を計算してみてください。
 会社予想の純利益1億円に近い数字になるはずです)

この意味を考えれば、優先株の存在は
少なくとも現状の株価に対してはイコールですし、
少し頭の回る人ならむしろ買い材料になることが
容易に理解できるはずです。
(こちらについては、後日項を改めます)

僕はこれからもフォンツを買いますが、
いろいろな事情があってフォンツを手放す人を
自分は止めません。

しかし、このブログをご覧になっている皆さんには
買い煽りに対しても、売り煽りに対しても、
必ずその内容を自分の目で確かめ、検証し、
自分の考えで投資の判断をすることを
絶対に忘れて欲しくないと思います。

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