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<北九州市議選>第三極、全6人当選 自公も無敗、民主後退

毎日新聞 1月28日(月)0時47分配信

<北九州市議選>第三極、全6人当選 自公も無敗、民主後退

当選が確実となり万歳をする加藤武朗氏(中央)=北九州市若松区で2013年1月27日午後10時33分、加古信志撮影

 北九州市議選(定数61)は27日投開票され、日本維新の会3人、みんなの党3人の計6人が全員初当選し、「第三極」が初めて議席を獲得した。一方、昨年12月の衆院選で苦杯をなめた民主は10人のうち3人が落選し、得票率は大きく後退した。投票率は41.95%で、05年の49.35%を大きく下回り過去最低。当日有権者数は79万6516人だった。

 当選者の内訳は、現職49人、新人12人。女性は8人当選した。維新、みんなを除いた党派別では、自民19人(15人)▽民主7人(9人)▽公明11人(11人)▽共産9人(10人)▽社民2人(4人)▽ふくおか市民政治ネットワーク1人(1人)▽無所属6人(11人)=カッコ内は前回。

 党派別の得票率は、、自民30.5%(22.2%)▽民主10.8%(16.5%)▽維新3.9%▽公明21.7%(21.2%)▽みんな4.7%▽共産12.9%(13.8%)▽社民2.7%(4.7%)▽ふくおか市民政治ネットワーク1.3%(1.1%)▽無所属11.6%(20.6%)。維新とみんなは計8.7%で、既成政党に批判的な有権者層の受け皿となった模様だ。逆風下の民主は前回より5.7ポイント減らす一方、追い風とみられた自民は前回を8.3ポイント上回った。

 北九州市は2月に市制50周年を迎えるが、長引く不況や高齢化、人口減の問題に直面。11年3月末現在の高齢化率は24.9%で政令市では最も高い。市議選での第三極の躍進は、これまでの自民、民主両政権下で景気回復が実現せず、高齢化、人口減の歯止めがかからなかったことへの有権者の不満が反映したためとみられる。また、民主の得票率低下は、党への逆風が前回衆院選以降も継続していることを示したとも言え、今夏の参院選に向けた各党の動向にも影響を与えそうだ。【宍戸護】

最終更新:1月28日(月)1時28分

毎日新聞

 

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