(cache) 就職活動体験記④企業分析・社風編

財務分析や事業分析は、どちらかというと投資家的な観点から企業を見つめていました。ただ、私たちは企業の中で働く、つまりお金の代わりに時間を投じるわけですから、社風は非常に大切ですよね。しかし、感覚的であり、当たり外れが大きいのがこの社風と言うやっかいな相手です。また、社風は１次面接よりも、２次面接の方が志望動機として比重が大きくなります。最終ではほとんどこれを語れればいいでしょう。以下、理解するための方法を考えてみます。

まず、説明会・面接を通じた社員とのコミュニケーションでしょう。これは、基本的に学生全員が得られる機会です。できれば、財務分析・事業分析を説明会の前に粗方終わらせてしまい、むしろ説明そのものよりも、人事の話し方や説明の仕方、説明会で出てきた社員の言葉づかいや雰囲気などを、五感をフル動員して評価するのがよいかと思います。同様に、すれ違った社員や受付についても、雰囲気を捉えておくことが大切だと思います。

私はだいたい財務・事業だけで100~150社まで絞れていたので、説明会で合わないと思った企業は軒並み除外することにしていました。ここで感じる直感と言うのは、思ったより高確率で当たるものです。そんな感覚的な...と思われるかもしれません。しかし、財務分析・事業分析をキッチリとやることで、この直感を信じられるよう、周到に用意するのが大切だと思っています。これは体験記①でお話したことと同じです。

次に、できればＯＢ訪問をするのがよろしいと思います。その中でも、３～５年くらいの勤務経験のある若手社員の話が一番参考になるでしょう。その理由は、①５年後・１０年後を自分のキャリアを考える際のベンチマークやモデルになりうる、②自分と世代的な感覚が近いので、わりと自分と感じるものと近い可能性が高い、の２点です。機会があれば、やってみるべきだと思います。

そして、出勤・昼食・退勤時間に合わせてその企業に赴き、会社から出てくる社員を観察してみるという方法もあります。これは手間がかかりますし、大いに時間が取られるので、第一志望以外はちょっと無理でしょうね。ただ、これが一番の現実を示しているともいえます。やれる時間があるのなら、やっておいてもよいと思います。

最後はサイトになりますが、Vorkersを見ることをお勧め致します。できれば有料で契約し、社員の企業評価をよく見た方がいいと思います。なかなかの精度で当たっていると感じます。

ちなみに、僕はＯＢ訪問も、企業訪問も一切やっていません。正直体力的に無理でした（笑）。

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2012-04-28

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