auあしあとデータをGoogleMapに表示してみる
走ったルートをau携帯の「簡易ハンディGPS」機能を使ってGoogleMapに表示してみました。
あしあとデータとは
auの携帯の「地図ビューアー」アプリに組み込まれている「簡易ハンディGPS」機能を使ってGPSの位置情報のログを取ることができます。いわゆるGPSロガーというものです。
つまり移動した軌跡(つまり足跡)を逐一保存してくれるということ。
アプリを立ち上げると携帯画面に右のような現在地の緯度経度、立ち上げた地点からの移動距離、 およびその移動平均速度が表示されます。移動距離を測ったり、電車や車で移動速度を確認したり、山頂や海での緯度経度を測ったりする事ができます。
立ち上げ時に一度アクセスするだけなので、料金も2円ほどで済むそうです。
ログは、1000回分で2時間46分記録できます。自分の携帯では8秒と12秒交互に記録されていました。2時間46分以上のログは取れないので、途中で一旦保存しておく必要があります。
auのQ&Aサイトから
エリア内で「簡易ハンディGPS」を立ち上げた場合、初期測位にパケット通信が発生します。
その後は、パケット通信をおこなわずに、auケータイとGPS衛星が直接通信し位置を修正します。なお、最初に取得したGPS情報の更新が必要となった場合にもパケット通信料金がかかります。
※10パケット程度発生。料金的には2円程度。
簡易ハンディGPSを使ってみる
ランニングで使ってみました。精度も確認するため往復のそれぞれで使ってみました。
機種によって、多少の違いはあるかもしれませんが、自分の携帯(スマホではありません)では、
「Z」→「EZナビ」→「地図ビューアー」→定期的な位置情報通知を行いますが、いいですか?と聞かれるので「はい」を押す→「簡易ハンディGPS」
しばらくして衛星電波をキャッチしたら、画面に位置情報が表示されますので、そうしたら移動(ジョギングなど)を開始します。
移動が終わったら、
アプリ設定→あしあと設定→あしあとの保存
で移動履歴を保存します。
あしあとデータのPCへの取り込み
あしあとデータをGoogleMapに表示するなど、色々と活用するためには、携帯内のデータをパソコンに取り込む必要があります。
手っ取り早いのはメールに添付して送ってしまうのがいいかもしれませんが、auとPCを接続するUSBケーブルを持っているので、
USB接続で取り込みます。
携帯の「全データ」のなかに「あしあとデータ_2011_1008_084020」といったようなファイルがありますので、これをmicroSDデータフォルダーのユーザーフォルダにコピーします。
USBケーブルをつなぎ、「機能/設定」→「ユーザー補助」→「データ通信/USB」→「外部メモリ転送モード」と選択します。
するとPCのデスクトップに携帯のmicroSDがマウントされます。
「PRIVATE」→「AU」→「DF」→「D_TX」の順に開いていくと、コピーした「あしあとデータ」がありますので、デスクトップなどにダウンロードしておきます。
あしあとデータの加工
GoogleMapやGoogleEarthに表示するためには、kml形式にあしあとデータを変換する必要があります。
先頭の画面はWEB上の変換サイト(あしあとデータコンバーターなど)を使って、kml形式にしたものですが、単に線を引いただけになっています。
kml形式への変換は、「あしグー」というフリーソフトが秀逸です。
あしあとデータを一工夫したklm形式に変換してくれます。
変換したklmファイルをクリックするとGoogle Earthが立ち上がりますが、単にルートを表示するだけでなく、右のように1kmごとの時間の表示もしてくれます。
今回は、往路と復路で距離を測ってみました。往路は少し迂回したのでその分距離が長いと思われるので、ほぼ正確な距離となっていると考えられます。
往路 17.628km 1:40:44
復路 17.500km 1:49:11
klmファイルをサーバーにアップロードしてGoogle Mapの検索窓にURLを打ち込むとGoogle Mapが表示されます。
左ペインには、距離や速度等のデータが表示されます。
なお、あしあとデータをGPX形式にすればカシミールで読み込めるようです。
トレイルランのときに使ってみようかな。
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