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  もしあね 作者:秋野空
もし姉がヤンデレだったなら パート③
その日の昼休み

女「お、弟ー」

弟「ん?」

女「えっと、一緒にご飯……いいかな」

弟「うん」

女「えっと、じゃあ屋上で食べよっか」

弟「わかった、ちょっと待ってて」

女「うん」

弟「じゃあいこっか」

女「……うん」

屋上

女「いただきまーす」
弟「いただきます」

女「うわっ」

弟「ん?どうしたの?」

女「いや……弟のお弁当、美味しそうだなーって」

弟「そうか?」

女「うん……」

弟「……食べる?」

女「うぇっ!? い、いいの!?」

弟「うん。はい」

女「え?」

弟「ん?」

女「あ、……あぁ……えっとじゃあこの卵焼き……もらうね」

弟「うん……どう?」

女「美味しい!」

弟「よかったー」

女「え、えと、えと……あのあの……」

弟「ん?」

女「私のも食べる?」

弟「いいの? ありがと」

女「……この卵焼き……自信作なんだ……」

弟「そうなの? じゃあそれを……」

女「はい……」

弟「?」

女「だだだ……だから……ぁーん……」

弟「……えっ」

女「だからそのほら……」

弟「あ、あー……ん」

女「」ヒョイ

女「……どう?」

弟「美味しいよ」

女「やった」

弟「それよりさ……」

女「うん?」

弟「今日は何か変だよ?」

女「……」

弟「?」

女「その……」

弟「うん」

女「わ、私……ずっとね」

弟「うん」

女「ずっと……ずっと……覚えてる?小学校の時わたしがいじめられてたでしょ?その時弟がさ……助けてくれて……」

弟「う、うん……」

女「それ以外にもさ……いっぱい、助けられて……」

弟「うん……」

女「私……ずっと弟のことが……す、す……」

弟「……それ以上は言っちゃだめ」

女「え……そ、なん……」

弟「俺も……ずっと好きでした」

女「お、……う、……」

弟「つ……つつ……付き合って……くださ……ぃ」

女「……」

弟「……」

女「喜んで。こんな私でよかったら」

弟「そんな女がずっと好き」



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