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  もしあね 作者:秋野空
もし姉がヤンデレだったなら パート②
姉「……洗い終わった、仕事いかきゃ」

姉(お母さんとお父さんが死んでから、叔父さんの援助を貰いながらだけど、わたしが弟を育ててきた……)

姉(なのに、なのに……弟は……あんな女と……登校)

姉(弟は……女に騙されてる……)

姉(このままじゃあ、弟が毒されてしまう……)

姉(助けなきゃ……だって私はお姉ちゃんだから……)

姉「……あ、はい。おはようございます。……姉です……はい、すいません、今日は体調が……はい、……はい」

姉「……ふふ」



同時刻:通学路

女「にしても、弟のお姉さんって何歳だっけ?」

弟「姉ちゃん?……えっと、22かな……うん。なんで?」

女「いやぁ? きれいだなーって」

弟「そうかな」

女「うんうん、そうだよ」

弟「うーん」

女「私も……」

弟「ん?」

女「私もあんな風になりたいな……」

弟「女はあれだよね」

女「あれって?」

弟「キレイっていうよりカワイイ?」

女「えぇ!?」

弟「うん……カワイイとおもうよ」

女「なななな……何を急に」バシバシ

弟「痛い! 痛いって!」

女「お、弟がきゅきゅうにかわいいだなんて……いぅから……」

弟「えー……」

女「もう……」

だって本当……
ホラ!そういうのが……てて照れる


姉「」ジー

姉「……」

姉「なんだ、もう手遅れか……」





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