阿部寛ゲッソリ　　１１キロ減量役作り　「つやのよる〜」きょう公開

　映画「つやのよる　ある愛に関わった、女たちの物語」（２６日公開）で、体重を約１１キロ落として主人公を演じた阿部寛（４８）が名古屋市内でインタビューに答え、「大人っぽくセクシーな世界観を楽しんでほしい」とＰＲした。

　奔放な女性・艶（つや）にかかわった人たちを描く映画で、阿部は艶の夫を演じた。

　阿部は打ち合わせで「体重を落としたい」と志願。ノーメークで撮影に臨んだ。「今にも倒れそうな精神性を表現したかった。不健康そうに見え、自然体で演じることができました」。長身を猫背ぎみに曲げ、目をギョロつかせてママチャリで疾走するさまには狂気がにじみ、「愛すべきバカ男なんです。男性も女性もダメだなぁって共感できるはず」と役への愛着をにじませていた。Ｒ１５＋指定。