東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 1月24日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

iPhoneかざせば 浸水予想ひと目 新小岩ゼロメートル協が提供

アプリを使うと、上半分の画面に映された目の前の風景に人の姿が表れ、洪水の想定浸水水位が水色で表示される(葛飾区提供)

写真

 地域の水害対策に取り組む「葛飾区新小岩地区ゼロメートル市街地協議会」は23日、洪水が起きた場合、自分のいる場所がどれぐらい浸水するかを多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」で表示するアプリ(機能拡張ソフト)の無料提供を始めた。 (村松権主麿)

 アプリ「天サイ! まなぶくん」は、協議会が東大生産技術研究所などと協力して開発した。起動すると、衛星利用測位システム(GPS)と連動し、カメラが映す目の前の映像と、その場所の防災情報を合成して表示する。

 洪水情報の場合、画面の上半分に、区の洪水ハザードマップで想定する浸水の高さが、白く表示された大人(身長一七〇センチ)と子ども(同一〇〇センチ)の姿のどこまで達するか、水色で表示する。下半分は、周辺の地図をハザードマップで区分された浸水の高さ別の色で表示する。

 「天サイ!」は、地震の際の火災危険度と建物の倒壊危険度を調べることができ、避難所までの方向や距離を確認する機能もある。アプリ配信サイト「アップストア」からダウンロードできる。

 葛飾区は荒川、江戸川、中川、綾瀬川が流れ、面積の五割は東京湾の平均海面以下のゼロメートル地帯。協議会は二〇一一年、NPO法人や地元の連合町会、区など五団体で設立した。 

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo