第85回センバツ:北照、夢舞台再び 津軽ナイン歓喜(その1) /北海道

毎日新聞 2013年01月26日 地方版

 25日にあった第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の選考委員会で、道内からは一般選考枠で北照(小樽市)、21世紀枠で遠軽(遠軽町)の2校が選ばれた。北照は2年連続5回目、遠軽は春夏通じて初出場で、道内から2校が出場するのは2年連続。球春を告げる吉報に両校の選手たちは喜びを爆発させ、夢舞台での活躍を誓った。大会は3月22日に阪神甲子園球場で開幕。対戦校は同15日に決まる。【森健太郎、遠藤修平】

 ◇選手ら両手突き上げ 笑顔の監督、宙に舞う

 「おめでとうございます。選抜大会に推薦するという電話がありました」

 午後3時20分ごろ、昨年まで野球部部長だった小玉智(ひとし)校長(49)が笑みを浮かべながら出場決定を伝えると、正面玄関で待ちかまえた選手たちは両手を天に突き上げ、喜びを爆発させた。

 お祝いのくす玉を割り、花火が打ち上げられ、部員たちは「重い重い」と笑いながら河上敬也監督(53)を雪の上で胴上げ。普段は厳しい河上監督だが、この日ばかりは笑顔で2、3回、宙を舞った。駆けつけたOBからも拍手が上がった。

 父母会は室内練習場でお祝いの席を設け、部員たちに汁粉を振る舞った。父母会の事務局長を務める西谷圭祐選手(2年)の父・幸博さんは「選手たちの成長を、甲子園という夢舞台で見るのが楽しみ」と期待を寄せた。

 エース・大串和弥投手(同)は「目標は完封。昨年よりレベルアップした投球をする」と自信を見せる。甲子園に行きたいと入学した土門愛太(かなた)選手(1年)は「もっと打力を磨いて、夢だった甲子園で活躍したい」と意気込む。

 冬期は校内の室内練習場での基礎練習が主だが、今後は札幌ドームなど屋内で試合形式の練習をし実戦の勘を取り戻す計画だ。3月には静岡県への遠征も予定。河上監督は「地元小樽の思いを胸に、甲子園でも堂々と戦いたい」と話した。

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 毎日新聞社は北照高校に出場決定を祝して縦7メートル、幅1・5メートルの垂れ幕を寄贈した。

 ◇チーム打率3割7分 守備も堅く、総合力高い

 北照は昨秋の道大会で優勝し、2年連続5回目の春をつかんだ。道内での連覇は史上6校目。準決勝の遠軽戦では八回に4点を返されるも、九回を3者凡退に抑え逃げ切った。決勝の駒大苫小牧戦では小刻みに加点後、八回に3長短打に犠飛を絡めて決勝点を奪い取った。

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